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●日焼けをしていると脱毛できない可能性
面倒な自己処理から解放されるため、レーザーや光での脱毛を定期的に実施している女性も多いだろう。施術後は次の施術に備えての準備をしていく必要があるが、間違ったケアをしていると不要な「痛み」を招くことも。誤ったアフターケアが原因で脱毛施術を途中で断念してしまったとしたら、とてももったいない選択と言える。

そこで本稿では、南青山皮膚科 スキンナビクリニックの院長である服部英子医師の解説をもとに、施術時の痛み軽減ポイントと脱毛後の正しいケア方法について紹介しよう。

○痛みは局所麻酔や冷やして軽減

男性のひげのように、いきなり毛が太くてかつ密度が高い部分を特にレーザーを用いて脱毛しようとすると、痛みを感じやすい。施術時に痛みを緩和させるポイントとしては、局所麻酔を使用したり冷やしながらレーザーを照射したりするとよい。

痛みを強く感じやすいとされるビキニラインやIライン、ひげ脱毛などでは、局所麻酔をしたとしても「多少の痛みは感じます」と服部医師。痛みに弱い人は、局所麻酔の時間を長くしてもらったり、十分冷やしたりしながらやってもらえるように相談してみるとよい。

○日焼け後は絶対にNG

施術当日に行う大切なアフターケアとしては、「日焼け止めの使用」があげられる。脱毛後の肌は非常に敏感で、紫外線はその敏感な肌を刺激しかねない。脱毛には「日焼け」や「紫外線」というキーワードはNGなのだ。

そして、それは施術前にも共通して言える。例えば、レーザー脱毛には毛のメラニン色素を"ターゲット"として毛根を壊すタイプと、深いレベルの波長域のレーザーを直接照射して毛根を壊すタイプがあるが、どちらも「日焼け時の施術はNG」だという。

「メラニンターゲット型の場合、日焼け時に施術するとちょっとやけどする心配があります。日焼け直後というより、日焼けして2カ月ぐらいは施術まで時間をあけてもらうことになります。もう一方のタイプでも、念のために日焼けから1カ月ぐらいの期間はあけてもらいます」。

●冷水は施術後の痛みをやわらげる
服部医師のクリニックで多いパターンとしては、水着など肌の露出が多くなる夏前の「駆け込み型」。6月ぐらいにクリニックを訪れ、「夏までになんとかしてください! 」と懇願する女性が多いという。

その場合、既にある程度の日焼けをしてしまっていたとしたら、施術できない場合も出てくる。仮に日焼けをしておらずに脱毛できたとしても、2〜3カ月たてば新たに毛が生えてきてしまう。「前年の秋や冬から開始するといいですよ」と服部医師。

○脱毛前の毛抜きは厳禁

次に押さえておきたいアフターケアポイントは「冷水などで肌を冷やすこと」だ。レーザーや光で照射した場所は肌が赤くなり、人によってはひりひりした痛みを覚えることもある。「特に毛が多かった部分は施術後にひりひりするため、冷やしましょう」。

逆に湯船につかったり、熱いシャワーを浴びたり、施術部分をこすったりするとひりひりの度合いが増すので注意しよう。また、医療機関によっては、施術後に炎症止めのクリームなどを提供している。それらを使用するのもいいし、提供されなかった場合は保湿用にボディークリームを塗ってもOKだ。

そして、最後に覚えておきたいのが「脱毛前は毛を抜かない」ということ。メラニンターゲット型のレーザー脱毛の場合、毛を抜いてしまうと施術ができない場合があるため、「また毛を生やしてから来てください、ということになってしまいます」。ムダ毛が気になっても、そるのみにして次の施術に備えよう。

○ムダ毛処理は計画的に

肌の露出が多くなる8月、9月まではまだ半年近くある。ただ、服部医師が解説するように、ムダ毛処理は複数回の施術と相応の時間をかけてやる必要性がある。

毛が生え変わる毛周期は2〜3カ月が一般的のため、今からなら夏までに2〜3回は施術が可能。今夏の「つるつる肌」を見据えている人は、できるだけ早めの準備を心がけるようにしてみよう。

※写真と本文は関係ありません

○記事監修: 服部英子(はっとり ひでこ)

東京女子医科大学卒業。皮膚科専門医。日本皮膚科学会、日本レーザー学会、日本臨床皮膚科学会、日本アレルギー学会に所属。大学卒業後に東京女子医科大学病院やJR東京総合病院の皮膚科に勤務した後、2005年より南青山皮膚科 スキンナビクリニックの院長を務める。

(栗田智久)