26日、中国山東省烟台市で、無料の健康診断を受けて知らぬ間に手術され、高額な治療費を払ってしまう人が続出している。資料写真。

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2016年3月26日、中国山東省烟台市で、無料の健康診断を受けて知らぬ間に手術され、高額な治療費を払ってしまう人が続出している。斉魯網が伝えた。

隣村の診療所から「市内の病院が健康診断を無料で行っている」と耳にした女性は数人の村民と共に病院に赴いた。婦人科の検査の際に異常が見つかったと告げられ、そのまま点滴され、固定されて手術室に運ばれた。女性が抵抗すると、担当医は「では婦人科の先生に詳しくみてもらいましょう」と専門医を呼んだ。専門医は機械を数分間操作すると、女性に「手術が終わりました」と告げた。何が何だかわからぬまま手術が終わったが、女性は手術費用として5000元(約8万7000円)支払って病院を後にした。無料だったはずの検査で思わぬ出費となったが、女性は検査報告を渡されることもなかったという。

同様のケースは多数報告されており、手術を嫌がる女性に「旦那さんがすでに手術に同意されました」と告げて手術を行うこともあり、女性が夫に確認すると、「医者は君が手術したいからサインしてほしいと説明したためサインした」と話した。中には手術後に処方された薬でアレルギーを起こし、相談しても相手にされなかったケースもあり、2万元(約35万円)の手術を受ける人もいた。

これに対し、健康診断を行った病院の医者は「検査で異常が見つかった際は原因や状況を説明したうえで手術を行っている」と語り、手術を受けた女性らが状況を把握していなかったことに関しては、「彼女らの多くは婦人科の検査を受けたことがない。だからよく理解できなかったのだ」と説明している。(翻訳・編集/内山)