中国・広東省で行われたマラソン大会で完走者に「フルーツ味の石けん」が配られ、誤食者が続出したという「石けんマラソン」の衝撃が冷めやらぬ中、日本の兵庫県で行われるマラソン大会ではランナーの健康を気遣った地元産の「ハートフル」な食べ物が供されるという話題を、中国メディア・新浪が28日に伝えた。フルーツ石けんの香料の如き鮮烈なコントラストに、ため息をつく中国ネットユーザーが続出しそうだ。(イメージ写真提供:(C)anoyo/123RF)

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 中国・広東省で行われたマラソン大会で完走者に「フルーツ味の石けん」が配られ、誤食者が続出したという「石けんマラソン」の衝撃が冷めやらぬ中、日本の兵庫県で行われるマラソン大会ではランナーの健康を気遣った地元産の「ハートフル」な食べ物が供されるという話題を、中国メディア・新浪が28日に伝えた。フルーツ石けんの香料の如き鮮烈なコントラストに、ため息をつく中国ネットユーザーが続出しそうだ。

 記事は、兵庫県の神鍋高原で毎年行われる「神鍋高原マラソン」では、今年よりランナーの疲労回復と健康を考えて作られた「ハートフル弁当」がお目見えすることになったと紹介。地元の食材を使った栄養バランス抜群の美味しい弁当によって、ランナーたちを応援したいという関係者の話を伝えた。

 また、地形や気候の良さから毎年春から秋にかけて各地のスポーツ選手がトレーニングを行う現地では、2013年より「ハートフル食」プロジェクトを立ち上げており、マラソン大会における食のサポートのみならず、毎月専門家を招いての学習会などを実施していると説明。情報を知ったマラソン愛好家たちからは「参加して弁当を味わいたい。参加規模を拡大してほしい」との声が寄せられているとしている。

 記事自体では触れられていないが、神鍋高原の取り組みを紹介するうえで、比較対象として「石けんマラソン」を意識していることは、間違いないだろう。中国でもマラソン熱が高まっており、新浪などの大手サイトでもマラソン情報に関するコンテンツが用意されている。一方で、大気汚染下での開催、トイレ問題に代表される運営側の不備、参加者の体調管理やマナー問題と、マラソン文化の成熟にはまだまだ時間がかかる状況だ。

 日本各地で行われているマラソン大会は、現地の生活や交通、環境、そしてランナーが快適に走れるようにさまざまな工夫が凝らされている。これらの経験に学び、中国でも魅力的な市民マラソンイベントが増え、国民の健康増進に寄与するようになることを願いたい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)anoyo/123RF)