JR北海道・石北本線の旧白滝駅が廃止されることになった。通学のために同駅を使っていた1人の女子高生が高校を卒業するためだ。たった1人の利用者のために駅を存続させていたエピソードは中国でも大きな驚きをもって受け止められた。(イメージ写真提供:123RF)

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 JR北海道・石北本線の旧白滝駅が廃止されることになった。通学のために同駅を使っていた1人の女子高生が高校を卒業するためだ。たった1人の利用者のために駅を存続させていたエピソードは中国でも大きな驚きをもって受け止められた。

 中国メディアの新浪はこのほど、「利用客が1人だけの駅がついに廃止される」と伝え、女子高生のためだけに存続していた駅の存在は中国でも人びとを感動させたと紹介する一方、「果たしてそんなことがあり得るのか」と疑問に感じた中国人ネットユーザーも多かったと紹介。

 続けて、「このエピソードは真実の話」であると伝えたうえで、まさに日本人の子どもに対する愛情や教育重視の姿勢を示すものであり、鉄道運営におけるビジネスと公益性のバランスを示す逸話であったことを示した。

 また、1人の女子高生のために駅に停車し続けるというのは、ある程度は経営を圧迫するものであると指摘する一方、その経営判断によって生まれた美談が多くのメディアに取り上げられ、広告では到底得られない効果を獲得したと指摘した。

 また記事は、福島県でも生徒が1人だけの小学校が存在したことを紹介したうえで、「今日においては、国と国の比較は経済や軍事力だけでなく、教育や文化などのソフト面も対象となる」と指摘。さらに、中国は数々の社会問題や矛盾を抱えており、各地で衝突も起きていることを指摘したうえで、中国にとって「たった1人だけのために存在した駅や学校の存在は、中国にとって社会を治めることと人びとの権利は決してゼロサムゲームではないことを示している」と主張した。

 さらに、中国が抱える様々な問題を解決することと、人びとの権利を保障することは、日本の温かみのある事例を見れば「両立可能であることを示している」と指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)