2003年に日本に導入され、約7000台販売されたというボルボXC90。

2代目となる新型XC90は、初代からがらりと雰囲気を変え、内・外装やパワートレーン、そして走りの面などで大きく進化を遂げています。

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その根幹をなすのが新プラットフォーム「SPA(SCALABLE PRODUCT ARCHITECTURE)」の採用。

日本円に換算すると約1兆3000億円という投資により開発されたもので、全体の90%が新規開発された部品で構成されているそうです。なお、この金額には「Drive-E」と呼ばれるパワートレーン開発、生産工場への投資も含まれているとのこと。

ボルボの新プラットフォーム「SPA」の採用に得たものは多く、ホイールベース、オーバーハング、車高、全高に制限はないため、デザインの自由度まで左右しているそうです。

もちろん走りへの効果は絶大で、軽量化と前後重量バランスの改善により、快適さを維持しながらドライビングプレジャーを向上させています。

重量は先代比で125kg減。また、サードシートスペースの最適化も図られていて、身長171cmの私なら足元も頭上も狭さを感じることはなく、大人でも実用になる広さが確保されています。

また「自前」になった新世代パワートレーンの「Drive-E」戦略は、限られたソリューションを活かすこともあり、「4気筒以上は作らない」という単純明快なものですが、電動化にも対応し、新型XC90にはPHEVも設定されています。

ボルボ自慢の安全面では、ボロンスチールを多用(全体の33%)することで重量増を抑制しながら強固なボディ構造を実現しているなど、新プラットフォーム「SPA」を採用した、新世代ボルボの最上級SUVにふさわしい進化ぶりが目を惹きます。

(文/塚田勝弘 写真/佐藤靖彦、塚田勝弘)

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