中国メディア・捜狐は26日、「日本は臥薪嘗胆状態、カーブで追い抜く準備をしている」と題し、日本経済の低迷状態は「見せかけ」にすぎず、ロボット生産大国の強みを生かしたハイテク製造業に猛進しようとしていると論じた記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・捜狐は26日、「日本は臥薪嘗胆状態、カーブで追い抜く準備をしている」と題し、日本経済の低迷状態は「見せかけ」にすぎず、ロボット生産大国の強みを生かしたハイテク製造業に猛進しようとしていると論じた記事を掲載した。

 記事は、短期的な消費者物価指数(CPI)や国内総生産(GDP)の変化によって「アベノミクス」を失敗と断定することは「ミスリード、誤った判断になる」と主張。「アベノミクス」の核心的な意義は「中国の手から日本の失われた30年を取り戻す」ことにあり、現在そのために力を惜しんでいないとの見解を示した。

 そのうえで、日本の視察から戻ってきた人物の話として「日本経済の衰退は『見せかけ』であり、ロボットに代表されるハイテク製品が猪突猛進状態にある」と説明。現在世界で進んでいる「インダストリー4.0」や、「再工業化」においてカギとなる要素の1つに労働力があり、日本は未来のスマート工業時代の労働力たるロボットの生産大国となることで、「労働力高コスト国から低コスト国に変化しようとしている」と論じた。

 そして、日本は「臥薪嘗胆の状態であり、カーブで追い越す準備をしているのだ」とし、日本が将来ロボットによる「世界の大工場」となった場合に「中国のロボットレベルは日本に追いつけるのか、中国の産業の優位性はどこにあるのか」と問題を提起した。

 記事は、これまで日本が優位性を持ってきた産業は中国に追い抜かれたものの「決してわれわれが永遠にリードすることを意味するわけではない」と説明。「われわれには日本を嘲笑する理由もなければ、アベノミクスの成否をやたらに論じる理由もない。大事なのは自らの経済政策を検討することだ。重要な歴史のターニングポイントで、くれぐれも重大なミスを犯してはならない」と警鐘を鳴らした。

 日本や中国のみならず、世界が政治的にも経済的にも大きなターニングポイントを迎えつつある。まず自国の政策に問題があるかを真摯に検討すべし、というのはどこの国にも当てはまると言えるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)