中国とタイの高速鉄道プロジェクトにおける協力関係に暗雲が立ち込め始めている。中国メディアの参考消息はこのほど、米メディアの報道を引用し、中国の昆明とタイを結ぶ高速鉄道プロジェクトについて、タイの政府関係者が「タイの自己資金で建設し、中国による融資は求めない」と述べたことを伝えた。(イメージ写真提供:(C)Jaroonrat Vitoosuwan/123RF.COM)

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 中国とタイの高速鉄道プロジェクトにおける協力関係に暗雲が立ち込め始めている。中国メディアの参考消息はこのほど、米メディアの報道を引用し、中国の昆明とタイを結ぶ高速鉄道プロジェクトについて、タイの政府関係者が「タイの自己資金で建設し、中国による融資は求めない」と述べたことを伝えた。

 中国とタイは全長873キロメートルの高速鉄道を建設する計画で協議を行ってきた。タイはバンコクとナコンラチャシマを結ぶ区間について、中国による融資を希望していたが、中国側が提案した金利および建設費用はタイにとっては「到底受け入れられない水準」だったという。

 記事は、米メディアが「中国の売値は高すぎた」と報じたことを紹介、タイはもはや中国に対して、バンコクとナコンラチャシマを結ぶ区間の資金的な支援を求めないだろうと伝えた。

 中国とタイを結ぶ高速鉄道計画では、もともと中国南部からラオスを縦断してタイを結び、さらにはマレーシアやシンガポールとも結ばれる可能性のあった路線であることを指摘し。タイは中国の融資を受けず、自己資金で同区間の路線建設を行う方針で、残りの区間の建設については未定であると紹介。

 中国とタイを結ぶ高速鉄道計画の大幅な縮小によって、「中国は東南アジア諸国を結ぼうとしていた高速鉄道計画の見直しを余儀なくされた」と報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Jaroonrat Vitoosuwan/123RF.COM)