小田和正が5年ぶり映画主題歌書き下ろし、“昭和64年”柱にした衝撃作で。

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シンガーソングライターの小田和正(68歳)が、俳優・佐藤浩市(55歳)主演映画「64-ロクヨン-前編/後編」の主題歌「風は止んだ」を書き下ろしたことがわかった。小田が映画主題歌を書き下ろすのは、2011年7月公開の「ロック〜わんこの島〜」に「hello hello」を提供して以来、約5年ぶりとなる。

「64-ロクヨン-前編/後編」は、たった1週間で終わった昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件(通称:ロクヨン)をテーマにした作品。佐藤のほか綾野剛、綾野剛、榮倉奈々、瑛太、三浦友和、永瀬正敏、吉岡秀隆、仲村トオル、椎名桔平、滝藤賢一、奥田瑛二、夏川結衣、緒形直人、窪田正孝、坂口健太郎ら、豪華な実力派の面々が集結している。

今回の主題歌オファーについて小田は「(原作の)横山秀夫さんの本はとても好きなので話をいただいてビックリしましたが嬉しかったです。横山さんご本人は納得してくれているのかな、と考えたりしました。『64(ロクヨン)』はもちろん読んでいました。で、監督(瀬々敬久)は自分にどんな曲を期待してくれているのかなとやはりそれを考えましたが、あえて質問はしませんでした」とコメント。

主題歌の新曲「風は止んだ」は、「オールラッシュくらいの段階で映画を見せてもらいましたが、重いテーマだったので同じような色合いで前向きな感じがいいかなぁとスタートして、とにかく『君を想う気持ちだけが強くなって行く』というところへ行き着きました。で、そのながれで願いも込めて『風は止んだ』になりました」と、曲を書くときの具体的な発想の流れを振り返った。

完成した映画を観た感想については「映画はとても見応えがありました。とにかく折角多くのスタッフと役者さんたちが懸命に作ったのに最後で、歌が足を引っ張ったりしなければいいけれどと、それを願うばかりです。なんとか少しでも貢献できたら嬉しいです」。

また、ストーリーの大きな柱となっている“昭和64年”について、小田自身は「ご崩御が今日か明日かという中、オフコース最後の全国ツアーをやっていて僕らは大阪にいました。解散していくということも自分たちにとっては大きな事件だったから、公なことと個人的なこととふたつが重なって、複雑な想いでした」と、当時の胸の内を語った。

なお、「風は止んだ」は、4月20日発売の小田和正初のALL TIME BEST ALBUM「あの日 あの時」に収録される。

映画「64-ロクヨン-前編/後編」は、前編が5月7日(土)公開、後編が6月11日(土)公開。

☆ストーリー

昭和最後の年、昭和64年。その年に起きた少女誘拐殺人事件は刑事部で「ロクヨン」と呼ばれ、少女の死亡、未解決のままという県警最大の汚点として14年が過ぎ、時効が近づいていた。
平成14年、主人公の三上義信は「ロクヨン」の捜査にもあたった敏腕刑事だが、警務部広報室に広報官として異動する。そして記者クラブとの確執、キャリア上司との闘い、刑事部と警務部の対立のさなか、ロクヨンをなぞるような新たな誘拐事件が発生。刑事部と警務部の軋轢、未解決のロクヨンと新たな誘拐事件の関係、そして三上の一人娘の行方――。怒涛の、そして驚愕の展開が次々と三上を襲う――。