2015年に中国人旅行客が温水洗浄便座を爆買いしたという報道は、日本のみならず中国でも大きな注目を集めたが、温水洗浄便座は当然中国でも販売されている。中国人旅行客がわざわざ日本を訪れてまで購入したいと考えたのはなぜなのだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

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 2015年に中国人旅行客が温水洗浄便座を爆買いしたという報道は、日本のみならず中国でも大きな注目を集めたが、温水洗浄便座は当然中国でも販売されている。中国人旅行客がわざわざ日本を訪れてまで購入したいと考えたのはなぜなのだろうか。

 中国メディアの中国房産超市網はこのほど、「たかが温水洗浄便座であり、日本まで行って購入するものではないと思っていた」と伝える一方、同メディアの記者が日本を訪れ、日本のトイレを利用したことで温水洗浄便座に対する認識が「180度変わった」というエピソードを紹介している。

 記事はまず、中国国内において「トイレとは汚らしい場所と認識されている」と伝える一方、日本人はトイレに対して中国人と違った認識を持っており、「トイレにはお金の神様がいると考えている人もいる」と紹介。そのため、ホテルのトイレであろうと公衆トイレだろうと「清潔ぶりは舌を巻くほどであると同時に、ほとんどのトイレで温水洗浄便座が設置されていた」と伝えた。

 さらに、日本の企業が温水洗浄便座を開発するにあたって、多くの人に洗浄のテストを実施したというエピソードを紹介し、「この話を聞いた時、日本人はやっぱり変態だと思った」と主張。だが、実際に日本で温水洗浄便座を利用してみて、「非常に快適で、昇天するかのようだった」と感想を綴り、たった一度の体験で「中国人が日本で温水洗浄便座を爆買いした気持ちを理解した」、「初めて日本で温水洗浄便座を利用した中国人が持って帰りたいと願ったのも当然」などと主張した。

 中国の一般家庭では温水洗浄便座はまだ普及途上であり、高級ホテルなど一部の場所を除いて、公共の場所にも温水洗浄便座は少ないのが現実だ。中国国内で温水洗浄便座を買い求めることはできるが、当記事のように日本を訪れた中国人旅行客が日本の「清潔」なトイレで、「快適」な温水洗浄便座を利用した時の驚きは想像に難くなく、こうした驚きがクチコミとなり、爆買いへとつながっていったのかも知れない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)