新技術委員長・西野朗氏、将来の代表監督について日本人は「選択肢の一つ」

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▽日本サッカー協会(JFA)の新体制で技術委員長に就任した西野朗氏がコメントを残した。

▽これまでU-23日本代表や柏、G大阪、神戸、名古屋などの監督を歴任してきた西野氏は、以下のように話した。

◆西野朗技術委員長(日本サッカー協会)

「今まで通りの流れでしっかりやってくれるだろう。U-20のスタッフを養成したい。その三位一体で技術委員会を動かしたい。スタッフはこれから人選して、何人かは一新して充実させたい」

「ずっと現場にいて、(今の)技術委員長を客観的に見て、代表と直結していて、なかなか他に回らない。A代表と五輪代表チームに比重がかかっていると思う。今はしっかり流れているし、僕が混乱させるようなところに懸念というか、不安をもった」

「僕は全面的に現状をバックアップしていきたい。代表はこれから大事な時期になる。会長からも、もっと世界基準、スタンダードを学んで取り組んでこないといけないと言われた。その中で日本のオリジナリティを出していく。今までの仕事は国内だけだったので、これからは海外も見て、国内の指導体制に落とし込んでいきたい。会長も世界基準に引き上げたいと言われている。Jリーグとの連係も、もちろんあるし、僕はこれまで選手を代表に送り込むのが仕事だった」

「(原、霜田の)技術委員長とも話はしてきた。もっとJと強い連係があってもいい。選手ありきのところもあるので、シーズン制しかり、マッチメークもしかり、代表とJを掛け持つ選手はハードなので、カレンダーを世界的に剥がしていかないといけない」

「技術委員会とも密に連携を取っていきたい。今は代表チームを把握していないし、Jもレベルは向上していると思えないので、世界基準は漠然とだが世界に遅れているのではないか。日本の成長度合いとスピードの違いがある」

▽西野氏は、日本人監督への期待についても口にした。

「(協会内の)部屋は決まっていない。(将来、代表監督は日本人が望ましいか?)限定はしないが、選択肢の一つ。僕自身もJで15年間やってきた。日本人監督も力をつけてきているし、40歳台の若い優秀な監督もいる。育成とクラブ作りは時間を与えないとできない。そういう目標を持ってJの中でもやっている。限定することなくやっていきたい」

「(3月29日の試合は見るか?)見ます。24日は20年前にサウジに勝ってアトランタ五輪出場を決めた日だった。(マイアミの奇跡から20年が経った)育成と五輪代表はA代表に一番直結するところだし、A代表の強化だけでは世界ランクも上がらない」

「U-20、U-17といった各カテゴリーが世界に出て行かないと次につながらない。手倉森監督は多少の不安があったが、ああいう活躍は次につながる。オリンピックはW杯に比べてヨーロッパのチームは力の貼り方が違うのでメダルのチャンスはある」

「個人的にも世界で通用する選手はいると思う。2020年の東京五輪を考えれば、そういうレベルに引き上げてほしい。(ハリルホジッチ監督とは)29日の試合後にでも会う予定。(今後の役割は)指導者としての感覚とマネジメントを持たないといけないと思う。今は技術委員長として強化と育成に傾注したい」

「本音を言えば、こういう光(蛍光灯)より、外の方がいい。ジャージの方が似合うと思う。世界基準を学びたいので現場に行っていることの方が多くなるでしょう。ヨーロッパの大会や海外組の試合を見てみたい」

「(クライフが亡くなったが?)96年にバルセロナに行ったら、クライフは監督を辞めていた。一瞬、お見かけしただけ。タバコの吸い過ぎ。やめてほしかった。プレーが異質で、真似られなかった」