「食品を通じて人々の健康に貢献したい」という想いはずっと変わらない

写真拡大

グリコは脂肪と糖の吸収を抑える食物繊維を配合したチョコレート「LIBERA(リベラ)」を2016年3月29日に発売する。チョコレートとしては初の機能性表示食品だ。健康に配慮しながらおいしさにもこだわった。

チョコを食べる時、「おいしいけど糖や脂肪が気になる」と小さな罪悪感にかられる人は少なくないのでは。キャラメル菓子「グリコ」の発売から94年、「おいしさと健康」を追求し続けてきたグリコが、多くの人が抱えてきたジレンマに一つの答えを出したのだ。

「食品を通じて人々の健康に貢献したい」理念は今も受け継がれている

「ひとつぶ300メートル」のキャッチでおなじみのグリコは、1922年(大正11年)に誕生した。創業者の江崎利一はもともと薬種商を営んでおり、長男が当時難病だったチフスにかかった際、グリコーゲンをたっぷり含んだカキエキスを摂取したことで元気になったという経験がグリコを生み出すきっかけになった。

利一はグリコーゲンの活用方法を考える中で、病の治療よりも、病気にならない健康的な体を作る予防に役立てようと思うようになる。そこから「グリコーゲンを必要としているのは育ちざかりの子どもたち」として、当時人気が高まっていたキャラメルにグリコーゲンを混ぜることで、子どもたちが喜んで食べる栄養菓子「グリコ」を開発したのだ。

グリコの誕生以来、「食品を通じて人々の健康に貢献したい」という理念は今も商品開発に受け継がれている。グリコはリベラを作るにあたり、トウモロコシからとれる食物繊維「難消化性デキストリン」に注目した。難消化性デキストリンには糖と脂肪の吸収を抑える機能があり、リベラに使用する砂糖の一部をこれに置き換えることで従来の製法と比べて1食(1袋50g)あたりシュガースティック2本分をカットし、健康に配慮したチョコを実現した。砂糖の量を減らした分甘さは弱まる。通常は失われた甘さを人工甘味料などで補うことが多いが、グリコは敢えて甘さを補うことをせず、ミルクとカカオのバランスを調整することでスッキリとした味わいのチョコに仕上げた。

価格は150円。(税別)