オイ、アレ、やっちまったな!

大相撲春場所が終了しました。まず場所後恒例のアレ総括としましては、一言で申し上げて「やっちまったな」に尽きます。優勝できなかったことはまぁ仕方ありません。白鵬が強かった。13勝2敗という成績に関しては自己ベストでもあり、白鵬に敗れたショックを引きずったとは言え、もうひとつの負けが横綱・日馬富士相手であるならば仕方ない。成績面では及第点をあげてもいい。

しかし、琴奨菊を変化で下した一番。アレはアレ的にアレだった。自身の矜持を捻じ曲げてまで勝ちにこだわったのに、結局優勝には届かなかった。しかも、相手はロマンティック新婚思い上がりモードで、終盤に行くに連れて稽古不足&スタミナ不足を露呈した琴奨菊です。普通にやっても勝てたんじゃねぇかな的な想いは強く残ります。

僕なども、そこまでみっともないことをして勝ちに行くのであれば、ココを勝負の機会として懸けるしかないと鼻息を荒くしたものの、結局はこの有様でバツが悪いことこの上ない。やはり期待し過ぎてはいけないのだと再確認するとともに、白鵬に勝ってからがスタートだなという現状認識を新たにしました。なぁアレ、お互いに恥ずかしかったな。バカみたいだったな。

そのモヤモヤした気持ちを加速させたのが千秋楽結びの一番。

珍しく手前の相撲でアレが勝ちまして、結びまで優勝の可能性をつないだというのに、横綱・白鵬は変化での勝利。八角理事長などは「アレはいなし」と擁護しているようですが、僕に言わせればあんなものは横綱の相撲ではありません。どうでもいい結びならともかく、客側としては珍しいものが見られるかもしれないと日馬富士応援=アレ応援に気持ちが向いているところでしょう。そこで勝つのなら、有無を言わせずグウの音も出ない勝利でなければ。

勝ち負けではなく「面白い」かどうかが大事なのであって、「頑張れ日馬富士!(=アレ)」「いけぇいけぇ日馬富士!(=アレ)」「そこだ押せ日馬富士!(=アレ)」をちょっとはやらせろと。エース対4番の対決で毎回敬遠するような競技があったら、客受けするワケがないだろうと。東と西の正横綱が激突する千秋楽結びの一番は、「これぞ大相撲」という見本となるモノでなければならない。そもそも論としても、アレ応援主義者としても、到底受け入れられるものではありませんでした。喜んでいるのは白鵬のファンと関係者だけでしょう。

いいですよ、白鵬が優勝で。好調の大関陣(※ダイセキワケ/関脇にしたらすごい強いねくらいの格付け)に連勝した相撲は、グウの音も出ないものでした。あの時点で場所の決着はついていたとも言えます。ただ、画竜点睛を欠くというか、最後の最後で注文相撲。タダでさえ世間的には「白鵬飽きた」「強すぎて気に食わない」「何とか叩きたい」というムードがある中で、こんなことをされてはかばうにかばいきれなくなります。

横綱たるもの、どんな相手でも胸を出してドンと受け止め、なおかつ勝つ。そうあるべきでしょう。「いや、それだと勝てないっす」というなら、それは横綱としての力量が足りないのです。横綱相撲ができないならば自ら身を退く、それが横綱。勝手にコケる相手をも抱き止めて立たせた上で、改めて捕まえてブン投げる、そういう相撲を心掛けてもらいたいもの。

あまりこういうことがつづくなら、「注文相撲は勝点ゼロ」という新制度を提案せざるを得なくなります。普通の勝ちは勝点1、負けは何でも勝点-1、注文相撲は勝点ゼロ。いわゆる芸術点を盛り込んだ判定にしますぞ、と。こうしておけば、変化などという姑息なやり口は消えるでしょう。どうやっても勝ち目のない者が「-1よりはゼロのほうがマシ」という発想で繰り出すモノ以外は。

客を裏切ってまで得るべき勝利などない。いつも僕はそう思っております。

ということで、変化変化変化に明け暮れたガッカリ大相撲春場所について、各方面の苦言をまとめていきましょう。


◆飛んでくヤツも悪いけど、こんなに飛ぶ感じなら受け止めてやれ!


まずは千秋楽結びの一番。この相撲はこの先何年もクドクド言う対象となりそうです。千秋楽結びの一番まで稀勢の里が可能性を残してくるという奇跡が展開したなら、これは基本的には負けてもらわないと。八百長と言われようが構いません。僕はもともと八百長容認派です。むしろ、上手に八百長をしてこそプロフェッショナルエンターテインメントだとさえ思っています。

「バットマンVSスーパーマン」とか「エイリアンVSプレデター」はオール八百長でしょうが。シナリオ有りの。ウルトラマンとか水戸黄門は勝って平和を取り戻しますし、むしろ結末が決まっている中でどういう工夫ができるかが腕の見せ所。お約束を全部やり切った上で、「おっ斬新やね」と思わせるのがプロの仕事です。

↓各方面を大いに失望させた白鵬の注文相撲!


こんなんアカンて!

勝ちゃいいってもんじゃないんだよ!

35回も36回も優勝して飽きさせておいて!

勝ち抜く力 [ 白鵬翔 ]

価格:1,566円
(2016/3/28 10:33時点)
感想(0件)



右手を出して、チョンと触れてからパッと左に動く。本人は当然「身体が自然に動いた」と咄嗟の反応を主張するでしょうし、周囲も「アレはいなしだね」と擁護するでしょう。しかし、僕に言わせれば、ああいう動きが咄嗟に出る時点で問題です。ああいうつまらん動きが咄嗟に出ないよう、日々の鍛練の中で絶対に逃げない気持ちというのを養うのが相撲道でしょう。

避けていい、逃げていい、打撃技を使っていい、とルールの隙間を目一杯まで広げていけば、立ち合いでぶつからないようマックスまで距離をを取り、ローキック(けかえし/けたぐりを主張)での牽制から、ヒットアンドアウェーの掌打(張り手/突っ張りを主張)して、バックを取る攻防になることは目に見えています。

レスリングしかり、柔道しかり、組み技格闘技においては「組まない」ことが最重要の攻防です。谷亮子さんも吉田沙保里さんも、相手に組ませないための組手争いを延々と繰り広げているでしょう。大相撲はそうじゃないから面白いのです。異様な巨漢がドンとぶつかる迫力と、逃げずに組んで投げを打ち合う攻防、確率を超えたところで真っ向勝負するから面白いのです。そこを無視するなと。

↓あまりの落胆で実況席はひたすら白鵬への文句を言い連ねるモードに!
北の富士:「よっぽどイヤだったんだろうね」

実況:「まともにはいこうとしませんでしたね」

北の富士:「お客様にコレは申し訳ないでしょう」

北の富士:「勝負だからしょうがないって言えばそこまでだけど」

実況:「えー…この気持ちをどこに持っていけばいいのか」

北の富士:「白鵬にしてみりゃ何か言い分はあるはずですよ」

北の富士:「どうしてああいう立ち合いしたか」

北の富士:「それはそれとして、やっぱり横綱同士の、大関同士の、せめて千秋楽の(相撲で)変化はやめてほしいね!」

実況:「相撲規則に立ち合い動いてはいけないとはありませんが」

北の富士:「そりゃナイけどね、昔はこんなことなかったと思うよ」

北の富士:「大勝負でもわりと呆気なく勝負つくことはあるんですよ」

北の富士:「だけど、変化でなるっていうのは最近だけじゃないですか」

実況:「右手を出して左に動いて有利に展開しようとしたところ、日馬富士が飛び出してしまった、という結果だったかもしれませんが…」

北の富士:「日馬富士も猪突猛進型でいきましたよね」

北の富士:「アレしかないという」

北の富士:「そこはあえて白鵬ぐらいの力量のある横綱だから、そこは受けて勝負してやったらね、そりゃあお客さんはもっとすごい(盛り上がり)ですよ。惜しいですよ」


舞の海:「いつもの千秋楽よりも足早に引き上げていく方、多いですね」

実況:「満員だった大阪府立体育館、もう半分以下の状況です」

舞の海:「放送では言えないですけど、ものすごく厳しい声が飛んでましたよ」

北の富士:「立ち合いに変化する、そういう(のはいけないという)プライドとか礼儀みたいのがあったよね」

北の富士:「変化とか何とか、いつも会ってるんですから、いまさら作戦的なことを考えなくてもいいんですよ」

北の富士:「自分の持ってるモノを全部出し合うというかね」

北の富士:「変化っていうのは若いときは僕らもしましたよ。大関でも横綱でも、下位の者にもしたことありますけど、対大関戦・横綱戦で変わったことは記憶にないな」

実況:「昨年亡くなった北の湖理事長は、横綱・輪島と毎回左四つになるんですが、作戦面というのはなかったですよね」

北の富士:「長いこととっていると、毎回判で押したようにそうなるんだけど」

北の富士:「ウチ(の弟子に)千代の富士と北勝海といたけれど、あの小さい横綱でも変化はしませんよ。北勝海もぶちかます相撲だけれど、されることはあってもすることはないですよ」

北の富士:「横綱同士の対戦でそうなかったですよ、変化は」

北の富士:「ずいぶんと失望された方、多いと思うね」

北の富士:「北勝海理事長も(大関戦の良さを褒めていたけれど)この一番には触れたくないんだろうね」

クドクドクドクドwwwwww

クドクドクドクドクドクドwwwwww

↓さらにNHKは優勝力士インタビューでしつっこく変化について問いただし、白鵬は「泣いて黙る」という演技派作戦で応酬!


(客席から文句「勝ったら何でもええんか」など)
白鵬:「……」
(客席から声援「はくほー」など)
アナ:「大関戦はよかったですね」
白鵬:「ペラペラ」
アナ:「初日黒星から巻き返しましたね」
白鵬:「ペラペラ」
白鵬:「千秋楽、変化で決まると思わなかったんで」
アナ:「立ち合いの狙いというのは?」
白鵬:「すいません…(涙)」
(客席から声援「はくほー」など)
白鵬:「すいません…(涙)」
アナ:「4場所ぶり、36回目の優勝です」
白鵬:「これで父とならんで…」
白鵬:「十五日間温かい応援ありがとうございました!以上です!」

上手く客前から逃げたな!

謝罪会見で泣いて謝ると、何の説明もしなくても許されるという日本特有の甘さに付け込んだやり口だな!

逃げるな!受け止めろ!

↓反白鵬派で知られる毎日新聞写真部は、涙の場面ではなくできるだけふてぶてしい表情をわざわざ切り取ってネガティブキャンペーン!

もっと申し訳なさそうな顔あったろwwww

底意地の悪さ全開wwww

相撲道とは何か

価格:977円
(2016/3/28 10:35時点)
感想(0件)



この涙で実況席もトーンダウン。「まぁ、いろいろ思うところもあったんやろな」的な擁護ムードで中継は幕を引きました。しかし、泣こうが何しようが、36回も優勝した大横綱が客の盛り上がりを無視して変化で決めたという事実は覆るものではありません。8ヶ月待ったとかいう事情も、父親の優勝回数と並んだという事情も、誰にだってあるような話ばかり。あるいは難病の子供に優勝を約束したとかの逸話でもあるのかもしれませんが、それならばなおのこと誰しもを納得させる戦いをすべきでしょう。生涯初とか、負けたら陥落・引退とか、コチラを納得させるような材料は何もない。客を納得させるモノは何もない。

負けたものを納得させるだけの強さがなければ、負けたものは納得しません。客を納得させるだけの事情がなければ、客は納得しません。勝手に転ぶ相手をも抱き止める強さ・優しさ・大きさ、それが力量だけでなく求められる横綱の資格「品格抜群」の部分。36回の優勝と、大相撲の苦境を支えた偉大な功績がある力士だけに、それを汚すような晩節であって欲しくない。相撲ファンとして強く思うところです。

↓避けたらこんなんなっちゃうんだぞ!こんなデブ転がしみたいなの見せてどうするんだ!助けてやれよ!


デブの空中一回転wwwwwwwwwwwww

こりゃ横綱にはなれんわwwwwwwwwww

意識の高いデブ [ 意識の高いデブ ]

価格:1,080円
(2016/3/28 10:35時点)
感想(0件)



いつもいつも絶対ダメなんじゃなく、客の空気を読めと言っているのだ!