香港メディアの明報によると、インターネットで「ベトナムにおける中国人旅行客の実録動画」が掲載された。詳細な場所は伝えられていないが、水辺のリゾート地と見られる場所に、接客員の若い女性が大皿に盛られた果物のレイシ(ライチ)を持ってきたところ、取り囲んだ中国人から一斉に手が伸び、わずか7秒で大皿が空になったという。(写真は明報の24日付報道の画面キャプチャー)

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 香港メディアの明報によると、インターネットで「ベトナムにおける中国人旅行客の実録動画」が掲載された。詳細な場所は伝えられていないが、水辺のリゾート地と見られる場所に、接客員の若い女性が大皿に盛られた果物のレイシ(ライチ)を持ってきたところ、取り囲んだ中国人から一斉に手が伸び、わずか7秒で大皿が空になったという。

 ベトナム人と思われる若い女性が、レイシが盛られた大皿を胸の前に掲げて丸テーブルの前に来たところから、動画は始まる。中国人という客が、接客員をびっしりと取り囲んでいる。大皿がテーブルの上に置かれるのを待ちかねて、手が伸びる。後ろの男性客から伸びた手は故意か偶然か、女性接客員の胸をしばらくまさぐってから、皿の方に向かう。

 接客員は露骨にいやな顔をしている。手を割り込ませた客の顔をにらんだりもする。テーブルの中央は丸い台で、一段と高くなっている。その台の上に皿を置きたいのだが、人々が手を伸ばすので皿に下向きの力がかかって、なかなか持ち上げられない。とにかく四方八方から手が伸びる。

 なんとか皿を、テーブル中央の台の上に置く。置いたとたんに、周囲360度から一斉に手が伸びる。芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の1シーンを連想してしまいそうな光景だ。それぞれが、他人の手よりも、自分の手を下に潜り込ませてレイシをつかもうと競う。接客員は斜めになってよろめくように後ろに押し出される。人々の手が引っ込められた時、皿の上のレイシはわずか2個だった。その2個を、男性客の1人があわてて確保する。

 皿を置いてからレイシが「消滅」するまでわずか7秒間。明報によると、動画がインターネットで公開されてから、「飢饉の状況を再現だね」、「これは観光客かな、それとも難民かな?」などと、呆れて笑う書き込みが相次いだという。(編集担当:如月隼人)(写真は明報の24日付報道の画面キャプチャー)