24日、国連本部で「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を担当する小野舞純事務総長室上級担当官が日本記者クラブで記者会見、国連勤務では「正しいと思ったことを貫くタフさが必要」と語った。

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2016年3月24日、ニューヨークの国連本部で「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を担当する小野舞純(ますみ)事務総長室上級担当官が日本記者クラブで記者会見。国連勤務では「正しいと思ったことを貫くタフさが必要」と語った。

「持続可能な開発のための2030アジェンダ」は今後15年間に達成すべき目標を定めたもので、今年1月にスタート。前回の教育・保健衛生を中心とした「ミレ二アム開発目標」(MDGs)を受け継いだもので、昨年9月に150カ国以上の首脳が出席して、ニューヨークで開かれた「開発サミット」で採択された。(1)あらゆる形態の貧困に終止符を打つこと、(2)ジェンダー(男女)の平等を達成し、すべての女性と女児への自立促進支援、(3)気候変動とその影響に立ち向かうための緊急対策、(4)格差の是正(5)質の高い教育、(6)経済成長、(7)技術革新―など17項目の持続可能な開発目標(SDGs)と169項目ターゲットなどで構成されている。

小野氏によると、SDGsは国連が「人々と地球のために、私たちの世界を転換させよう」という理想を掲げ取り組んでいる大プロジェクト。 潘基文氏を支える事務総長室は「ありとあらゆる問題を調整することが最大の任務」で、「コミュニケーションを図り、正しいと思ったことを貫くタフさが必要」という。国連勤務21年間の経験を踏まえ、「国連はやりがいのある職場」と強調した。(八牧浩行)