3月26日のJRダイヤ改正により北海道新幹線の新青森―新函館北斗間が開業した。一方で、「1人の女子高生のための駅」として中国で話題となった石北本線・旧白滝駅が営業を終えた。中国メディアは営業終了に合わせて再びこの話題で盛り上がり見せたようである。(イメージ写真提供:(C)Piotr Pawel Milewski/123RF)

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 3月26日のJRダイヤ改正により北海道新幹線の新青森―新函館北斗間が開業した。一方で、「1人の女子高生のための駅」として中国で話題となった石北本線・旧白滝駅が営業を終えた。中国メディアは営業終了に合わせて再びこの話題で盛り上がり見せたようである。

 中国メディア・捜狐は25日、「日本の『1人のための駅』はどうして中国を感動させたのか」とする評論記事を掲載した。記事は、「多くの中国人を感動させるストーリーを生んだ」同駅が25日で閉鎖されたことを紹介。同駅にまつわるストーリーが中国で「大ウケ」した理由について、「北海道の風光のみならず、日本の鉄道の歴史、高齢化が公共サービスに与えるインパクト」や「より細やかな日常生活」を知ることができたからであると論じた。

 記事は、「周知の原因」により中国人が持つ日本への情報は全くもって全面的ではなく、「政治的な情報やショッピング指南に偏り、日本社会全体の情報が不足している」と指摘。同駅の話はその「空白」を見事に埋めていると評した。

 また、「この手のストーリーから得られる国民体験の効果は、どんな積極的な宣伝も比べ物にならない。だから、多くの中国人を感動させたのだ」、「日本のストーリーが中国的な情緒を映し出しているのだ」とも解説。最後の定期利用客となった元女子高生にとって同駅の閉鎖は「忘れられない別れ」になると同時に、中国人にとっても「そこに含まれる多くの人間性、人情の理想や希望により、心に残ることになるだろう」とした。

 政治的な問題に興味や関心を持つことは素晴らしいことではある。しかし、いつの時代においても「庶民」の好物は世間話であり、人情話なのだ。それは自国の話であろうが、外国の話であろうが、関係ないのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Piotr Pawel Milewski/123RF)