シリア戦での先発が濃厚な宇佐美。前回対戦では1ゴールを決めているだけに、良いイメージを持って戦えるはずだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 ハリルホジッチ体制がスタートして、宇佐美貴史は唯一、すべての試合に出場していたが、3月24日のアフガニスタン戦は出場なし。記録は途絶えた。
 
 しかし、本人はそのことを特に気にはしていない。
 
「出番がずっと続いていたことで、良い経験ができましたけど、出番がなくなったことはそんなに重要ではない。出た時にどれだけできるかが大事なので、そこに関しては別に、まったくなにも思うことはない」
 
 清武弘嗣曰く「しっかりとしたメンバーで戦う」シリア戦は、これまでの代表での実績や試合の重要度を考えても、宇佐美のスタメンは濃厚と見ていい。26日のゲーム形式のメニューでは、本田圭佑や香川真司、岡崎慎司らと同じチームに入っている。
 
 宇佐美は、自身が1ゴールを決めた昨年10月のシリア戦を次のように振り返る。
 
「前半は苦労しましたけど、しっかり力の差を見せての3-0だったと思う。ホームではより良い状態でいけると思いますし、自分たちらしく、楽しく戦えれば、良いスコアで勝てると思う」
 
 日々の練習では、スペースやタッチ数を限定し、コンパクトでスピーディな戦術が落とし込まれているが、指揮官が目指すサッカーにも手応えを感じている。
 
「監督の中でも、“こういう時はこう”、というのが明確にある。監督が抱いているビジョンをプレーの中でしっかりやりつつ、そこから、状況が違えば、自分たちの判断で崩していけばいい。1年間やっていますし、どういうシステム、どういうメンバーでも、(戦術は)浸透はしているかなと思う」
 
 チームとしての戦い方をしっかりと表現したうえで、状況に応じていかに自分のカラーを出していくか。良い意味で、ルールに縛られず、独自の判断と行動でゴールを目指す宇佐美がどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみだ。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)