開花宣言は出たものの、東京の桜はまだ蕾のところが多いようですが、春といえば……お花見や歓送迎会のシーズンですね。
お付き合いで宴席の場も増えるこれから、楽しさのあまり暴飲暴食になり、胃がムカムカする……、ゲップが出る……、しまいには吐き気も……といった辛い症状に見まわれないようにしたいもの。
こうした不快でつらい症状は「胃もたれ」によるものですが、今回は花見、歓迎会、新年度会に備えて、「胃もたれ」の解消法をご紹介します。

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楽しいお花見や歓送迎会。ハメをはずして食べ過ぎ&飲み過ぎ気味の人も多いですね


胃もたれ状態かどうか、セルフチェック!

食べ過ぎ&飲み過ぎが原因とされる「胃もたれ」ですが、暴飲暴食をしていなくても、実は同じ症状に陥ってしまうタイプの人がいるんです。
では早速、セルフチェックをしてみてください。
❏一緒に食べ始めた人より早く食べ終わる、早食いではありませんか?
❏テレビを見ながら、スマホを見ながらの「ながら食べ」が多くありませんか?
❏食事中、会話に夢中になり、食事がおろそかになることがありませんか?
早食いや、ながら食べは、よく噛まずに食べ物を飲み込むことで、空気も一緒に飲み込んでしまうことになります。
すると、その空気が胃を圧迫するので、お腹が痛くなったり、苦しくなったり……、これが「胃もたれ」の原因に。
思い当たる人は、せっかく楽しい宴席であっても、しっかり噛んで食事を楽しむようにしましょう。
何より、普段から意識的に咀嚼するクセをつけることが大切なのです。


胃もたれ時に効果的なツボ 崑三里」

「なんだか胃が重いなあ」「ムカムカするなあ」と感じたら、次のツボを刺激してみましょう。
■ 足三里/ひざ下から、指4本下がったすねの外側部分(右画像参照)
足三里は、胃とつながりがあるツボで、胃の調子を整える効果をはじめ、体全体の治癒力も高める効果が期待できます。
実はこの足三里、『奥の細道』で知られる松尾芭蕉が、旅に出る前にお灸を施していたツボでもあるんです。
こうしたことからも「足の疲れ、体の疲れを取るなら足三里」ともいわれています。
■ツボの押し方ポイント
太い骨(脛骨)にそった位置にあります。
親指を使い、骨を直接押すようなイメージでツボを刺激しましょう。

胃とつながりがあるツボ・足三里


胃もたれ時に効果的なツボ◆峭臙」

次にご紹介するのは、万能のツボといわれる「合谷(ごうこく)」です。
■ 合谷/手の甲を上に向けて、親指と人差し指の付け根部分(右画像参照)
あらゆる不調に効果があるといわれ、セルフケアのツボとして重宝されている合谷は、皆さんも疲れているときに押して、かなりの痛みを感じたことがあるのではないでしょうか。
この合谷は、刺激を与えるだけで効果があるといわれていますし、うれしいことに胃の痛みや胃もたれを緩和し、胃腸を整えるツボでもあるんです。
そのため、お腹の調子がスッキリしないなと思ったら、電車の中で、テレビを見ながら……、両手が空いていてる時にセルフケアで刺激してみてください。
■ ツボの押し方ポイント
親指と人差し指の間を、少し痛いと感じるくらい強く押してみましょう(両手を交互に)。

少し痛いと感じるくらい合谷を押してみましょう


ゴロンと横になるときの体勢にもひと工夫

先ほど、食べ方のセルフチェックをご紹介しましたが、睡眠不足はストレスや自律神経の乱れにつながり、胃もたれを悪化させる原因になります。
そのため、夜ふかしせずに早めに就寝することが何より大切ですが、食事の後にソファやカウチでゴロンとなる習慣がある人は、横向きの体勢で(体の右側が下になるよう)横になると、胃の内容物が十二指腸にスムーズに流れ、胃もたれの解消になります。ぜひ試してみてくださいね。
── 春は自律神経が乱れがちな季節。
胃がすっきりすれば、気分も頭もスッキリするはずですので、まずは胃の不調を解消して、家事も、仕事も、勉強も、効率よくスムーズに行ってくださいね。