中国メディアの新浪網は25日、中国が新型極超音速ミサイルの「DF−ZF(東風−ZF)」に関連する技術を完成させたとの見方が出ていると報じた。(写真は新浪網の25日付報道の画面キャプチャー)

写真拡大

 中国メディアの新浪網は25日、中国が新型極超音速ミサイルの「DF-ZF(東風-ZF)」に関連する技術を完成させたとの見方が出ていると報じた。

 中国が開発した遠距離にある水上艦船を標的にできるミサイルとしてはこれまで、「DF-21(東風-21)」が注目されることが多かった。DF-21は実際にはた核弾頭も搭載可能な、陸上の標的を攻撃するための準中距離弾道ミサイルで、対艦弾道ミサイルは派生型とされている。

 DF-ZFはそれ自体がミサイルだが、DF-21に弾頭として搭載される。DF-21は発射後、まず大気圏外に出て弾道軌道を進む。分離されたDF-ZFは大気圏内に戻り、マッハ8-12の速度で目標に向かう。超高速であることと、大気圏内では進路の変更も可能なため、迎撃は極めて困難という。

 また、DF-ZFは低軌道の衛星も破壊できるという。軍事目的の情報収集衛星、いわゆるスパイ衛星は地上を観測するために低軌道を周回している場合が多く、DF-ZFが標的にできることになる。

 DF-ZFの情報は極めて少ないが、中国はこれまで繰り返し実験を行ってきたとされる。

 新浪網は、「中国はすでにDF-ZFに関連する技術を完成させた」との見方が出ていると紹介した。米軍はかつて、同ミサイル(弾頭)をWU-14のコードネームで呼んでいたが、現在はDF-ZFの呼称を用いているという。(編集担当:如月隼人)(写真は新浪網の25日付報道の画面キャプチャー)