年末年始、春節(旧正月)、そして桜の時期と、中国人旅行客は長期連休やイベントのたびに大挙して日本を訪れている感があるが、中国人旅行客による爆買いによる恩恵を受けている日本企業は少なくない。(イメージ写真提供:123RF)

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 年末年始、春節(旧正月)、そして桜の時期と、中国人旅行客は長期連休やイベントのたびに大挙して日本を訪れている感があるが、中国人旅行客による爆買いによる恩恵を受けている日本企業は少なくない。

 これまで中国人旅行客による爆買いの対象となったのは、温水洗浄便座や電気炊飯器のほか、魔法瓶や医薬品などが挙げられるが、こうした製品は当然中国国内でも購入できる。では、なぜ中国人旅行客はわざわざ日本で購入しているのだろうか。

 中国メディアの騰訊はこのほど、中国の有識者の見解として、中国人が日本で爆買いするのは、日本製品およびサービスの質が高いというためだけではないと指摘し、そのほかにどのような要因があるのかを考察した。

 記事は、日本の製品やサービスが売れるのは、製品やサービスそものの質だけでなく、消費を喚起し、購入につなげる仕組みが非常に整備されていることが挙げられると主張。消費を喚起し、購入につなげる仕組みの一例として「鉄道」の存在を挙げ、「日本の各鉄道会社は移動手段である鉄道に、観光や娯楽、買い物、芸術といった付加価値を加え、鉄道を活用した商圏を構築している」と指摘し、日本の鉄道会社は単なる鉄道の運営会社ではなく、不動産や商業、旅行など複数の産業にかかわっていると指摘した。

 さらに、JRグループ6社が共同して提供する「JAPAN RAIL PASS(ジャパン・レール・パス)」を紹介したうえで、外国人の日本観光に対して大きな利便性を提供していると紹介。こうした「訪日客が抱える潜在的な需要に見事に応えるサービス」や「かゆいところに手が届く商品」があるからこそ、中国人をはじめとする外国人は日本で消費を行うのだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)