太平島を訪問した記者団を前に「岩礁ではなく島だ」と強調する馬英九総統=3月23日台北で撮影

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(台北 26日 中央社)馬英九総統は24日、米CNNのインタビューに応じ、両岸(台湾と中国大陸)関係について「統一する条件が現時点ではそろっていない」との考えを示した。

総統府が26日に公開したインタビュー内容によると、馬総統は、シンガポールで昨年11月に行われた会談で中国大陸の習近平氏も同様の認識を示していたと述べた。

今年1月の総統選挙で両岸の現状維持を主張する野党・民主進歩党の蔡英文主席が与党・中国国民党の朱立倫主席を破り、8年ぶりの政権奪還を決めたが、馬氏は、「大統領選の野党候補が現状維持を掲げるのは、世界でもまれに見ることだ」と指摘。

「過去8年の取り組みがもたらした現状が、台湾の利益にかなっているとみなが分かっている証だ」と、自身が進めてきた対中国大陸融和路線をアピールした。

一方、台湾が実効支配している南シナ海・南沙(スプラトリー)諸島の太平島を23日に初めて海外メディアに公開したことにも触れ、常設仲裁裁判所で「島ではなく岩礁だ」と主張するフィリピンを念頭に「世界に事実を知ってもらい、他国などによって降格させないのが、主な目的だ」と改めて強調した。

(劉麗栄/編集:羅友辰)