11年ぶりにフルモデルチェンジを果たした2代目ゴルフ・トゥーラン。

モジュラープラットフォームである「MQB」を使い、全高をのぞき初代よりもひと回り大きくなったボディサイズ、ゆとりを増したキャビン、そして3列目から助手席まで運転席をのぞきフラットになる積載スペースなどが特徴となっています。

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気になる走りは、日本市場向けとはいえ「ゴルフ」の名を冠するだけあって、いかにもゴルフ的というか、大きくなってもゴルフという味わいを見せてくれます。

やや硬質な乗り味、大型化されても揺るぎのないボディの剛性感、ロールは許しながらも上屋の動きを抑えたフラットライドは日本のミニバンではなく、いかにもドイツ的なテイストで、ファンなら「これだよ、これ!」と納得できるはず。

ゴルフとの違いはもちろんボディサイズと重量の差ですが、発進時と制動時に少し重さを感じさせるものの、動き出してしまえば見た目ほどの重さを感じさせず、コーナーでは非常に正確な舵の利きによりボディのコントロールがしやすいという美点も享受できます。

しかも、パワステの初期応答性は過敏過ぎず、直進安定性との両立も図られている印象。

オールアルミ製となる1.4L TSI(直列4気筒DOHCターボ)エンジンは、150ps/5000-6000rpm、250Nm/1500-3500rpmというスペック。

とりたててパワフルというワケではありませんが、瞬時に変速する7速DSGによりシーンを問わず必要なパワー感が得られるもので、高速巡航でも不足はなさそう。

とくに最大トルクが得られる1500rpm手前からターボの利きが感じられるので、より力強い加速が可能。しかもDSGの完成度の高さもあってかターボラグも感じられないためスムーズに速度を乗せていくことができます。

フラットライドといえる乗り味を得ている新型ゴルフ・トゥーラン。3列目は子どもなら不足のないスペースが確保されていますし、多人数乗車のミニバンとして乗員みんなが安心して乗れる走りも大きな魅力でしょう。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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