使わなくなったもの、古くなったものをから新たな価値あるものを生み出すリサイクル技術。日本のリサイクル精神がしばしば中国メディアによって取りあげられるが、このほど注目されたのは、古いトラックのタイヤを利用してファッション性と機能性を関せ備えたバッグを作る技術だ。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 使わなくなったもの、古くなったものをから新たな価値あるものを生み出すリサイクル技術。日本のリサイクル精神がしばしば中国メディアによって取りあげられるが、このほど注目されたのは、古いトラックのタイヤを利用してファッション性と機能性を関せ備えたバッグを作る技術だ。

 中国メディア・鳳凰網は20日、「日本の職人が古タイヤからバッグを作り、デザイン賞まで獲得」とする記事を掲載した。記事では、日本のファッションブランド・SEALが大型貨物車のタイヤチューブを再利用してバッグや財布を手作業で製造し、昨年には世界的に有名なデザイン関連の賞を獲得したと紹介している。

 そのなかで、古タイヤが「埋めても燃やしてもダメで、処理が頭痛の種」となっていること、タイヤチューブを用いた「革」は耐久性や防水性に優れているうえ、動物の皮革に比べて念入りなメンテナンスの手間もかからないメリットがあることなどについて解説した。

 記事を読んだ中国のネットユーザーからは「創意がある」、「素晴らしい」、「鼻をつくようなタイヤのにおいはどうやって処理してるの」といったコメントが寄せられており、「タイヤ革」バッグ製品に興味を持ったことが伺える。

 また、あるユーザーは「今は自分や他人を欺いてお金儲けをする時代である」としたうえで、廃棄される古タイヤの総量を考えれば環境保護への貢献はごくわずかであり、「日本人は環境保護、手作業という2つの言葉でガッポリ儲けているのだ」と主張している。

 廃材の再利用という点で環境保護に貢献していることは、その規模に関わらず事実だろう。そして、慈善活動ではないのだから、そのアイデアと製造技術に見合った儲けを出すのも経済活動上当然の話である。「自分や他人を欺く」というユーザーの主張はかなり斜に構えたような見方であると言わざるを得ない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)