カンテ代表デビューのフランスがオランダに競り勝つ “14分”に亡きクライフ氏の冥福を祈る《国際親善試合》

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▽国際親善試合が25日にオランダのアムステルダム・アレナで行われ、オランダ代表vsフランス代表は2-3でフランスが勝利を収めた。

▽ユーロ2016予選で敗退したオランダは、ロッベンが負傷により不在。ダニー・ブリント監督は、5バックに右からフェルトマン、ブルマ、ファン・ダイク、ブリント、ヴィレムス、中盤の底にスナイデルとクラジー、トップ下にクラーセン、2トップにプロメスとL・デ・ヨングを配する守備的な[5-3-2]のシステムを採用した。

▽一方、母国開催のユーロが迫っているフランスは、久々に代表復帰を果たしたパイエを左ウイングの位置で先発起用。初招集のカンテはベンチスタートとなり、ヴァランやコシエルニー、エブラ、ポグバ、マテュイディ、グリーズマン、ジルーといった主力がスタメンに入った。

▽試合前に隣国のベルギー・ブリュッセルで起きた同時多発テロの犠牲者への黙とうを経て試合はキックオフ。すると開始直後にフランスが幸先良く先制点を奪う。6分、ペナルティーアーク右の好位置で得たFKをグリーズマンが左足で直接狙うと、十分な球威でコントロールされたボールがゴール左に決まった。

▽リードを手にしたフランスはそのまま試合を支配すると、再びセットプレーから追加点を奪う。13分、パイエの右CKからクリアボールに反応したエブラが頭で競り勝ち、これをジルーが振り向き様に左足で合わせてゴール右に流し込んだ。

▽フランスが2点目を奪った直後の14分、予定されていた通り、前日に亡くなったレジェンドのヨハン・クライフ氏の冥福を祈って、観客並びに選手らが盛大な拍手を送る。また、ゴール裏には背番号14を背負ったクライフ氏のコレオグラフィがオレンジの旗とともに広げられた。

▽試合が再開した後は、フランスのペースで試合が推移。25分にはグリーズマンがゴール至近距離からヘディングシュートを放つが、これはGKシレッセンに防がれる。対するオランダは、徐々にボールを保持して敵陣に侵攻していくが、37分にスナイデルが負傷。代わりに19歳のバズールの投入を余儀なくされ、そのまま1点も返せずに前半を終えた。

▽迎えた後半、2点リードのフランスはグリーズマン、エブラ、L・ディアッラを下げ、マルシャル、ディーニュ、代表デビューとなるカンテを投入。一方のオランダはクラジーとファン・ダイクを下げてデパイとアフェライを送り出し、システムを[4-2-3-1]に変更する。

▽するとオランダは開始早々の47分、左サイドで得たFKをデパイがゴール前に供給。この好ボールに反応したL・デ・ヨングがコシエルニーのマークを振り切って体に当て、ゴールに流し込んだ。

▽オランダが1点を返した後は、拮抗した状況で試合が進んでいく。オランダがワイナルドゥムやファン・アーンホールトなど数人を入れ替えていくと、試合終盤に同点に追いついて見せる。87分、デパイが右CKをサインプレーで始め、ボックス右でグラウンダーのボールを受けたアフェライが右足ダイレクトでシュート。これがゴール左に決まった。

▽2点差を追いつかれたフランスだったが、直後に勝ち越す。88分、中央のパイエから左サイドでボールを受けたマルシャルがボックス左に侵入。縦にフリーランしたマテュイディがスルーパスを受け、左足のシュートをゴール右隅に流し込んだ。結局、試合はこのまま終了。逝去したヨハン・クライフ氏の追悼試合にもなったフレンドリーマッチは、代表デビューを飾ったカンテや復帰したパイエなど数人を試したフランスがオランダに競り勝った。