2001年に発売された「五体不満足 完全版」で告白していた

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「デート中でも、イイ女には視線を奪われる」――。複数女性との不倫が報じられた乙武洋匡氏が、自著「五体不満足」のなかで、こんな「本性」を告白していた。今回の報道を彷彿とさせるような記述だ。

一方、週刊新潮の取材には、不倫関係にあったのは「5人」だと答えた乙武氏。だが、ネット上では、乙武氏の裏アカウントとされるツイッターから、数多くの女性との2ショット写真が流出。ツイッターや掲示板などでは、「50人以上の愛人がいるのでは」との噂も流れ出した。

「清く、正しく、美しく」のイメージは合致しない

1998年に発売され、国内だけで580万部を超すベストセラーを記録した乙武氏の代表作「五体不満足」。この大ヒット作を01年4月に文庫化した「完全版」には、単行本の刊行から2年半後の乙武氏がつづった「当時の心境」が増補されている。この加筆部分に、不倫騒動に揺れる氏の「本性」がつづられていた。

「オト君の苦悩」。こんな小見出しがつけられた文章の中で、当時25歳だった乙武氏は自身の悩みを赤裸々に述べている。まず、世間に広まる「清く、正しく、美しく」といった自身のイメージは、「リアルに存在している乙武洋匡とは合致しえない」と告白。人々が抱いている「オト君」像とのギャップに苦悩していることを訴えた。

そうした文脈の中で、乙武氏は自身の「本性」を、

「デート中でも、イイ女には視線を奪われるスケベ」

だと自虐的に語っている。続けて、「自分のことしか考えられないワガママ男」とも。――妻との結婚後に複数の女性と不倫していたことが週刊新潮に明かされた現在となっては、なんとも意味深な一文である。乙武氏はこの文章が発表される1か月前、01年3月に結婚したばかりだった。

15年前に発売された書籍の中で、自身の浮気性を告白していた乙武氏。週刊新潮の取材に対しては、過去に5人の女性と不倫関係にあったことを認めているが、ネット上では、「5人だけだとは考えられない」「50人以上の愛人がいるのでは」との憶測が出ている。その原因となっているのは、乙武氏の「裏アカウント」と噂されるツイッターから流出した、大量の「2ショット写真」の存在だ。

「純愛エロメガネ」というツイッターアカウントの存在

乙武氏の「裏アカ」と噂されているのは、「純愛エロメガネ」という名のツイッターアカウントだ。このアカウントは、不倫騒動が明るみになった翌日の16年3月25日未明に削除されたが、第三者がネット上に転載しており、現在でもその内容が確認できる。

2010年から12年にかけて17枚の画像をアップロードしており、その多くは乙武氏と女性が親しげに肩を寄せ合った2ショット写真。画像には10人以上の女性が登場しており、ホテルの一室とみられる場所で撮影されたものもある。

同アカウントは、一般ユーザーは閲覧できない非公開状態で運用されていたが、画像を投稿するために使用していたアプリのログから画像が流出。アカウントIDの「vo_cowperking」と乙武氏が11年に結成したロックバンド「COWPERKING」の名前が類似することや、投稿された画像に本人が登場していることから、ネット上では「乙武氏の裏アカではないか」と14年頃から噂されていた。

一部のネットユーザーがまとめた情報によると、乙武氏の公認アカウントと「純愛エロメガネ」が投稿していた画像の撮影情報は一致している。解析された情報によると、女性との2ショットが撮影された日時は、乙武氏が海外旅行や地方出張に出かけたスケジュールと被っていた。

また、今回の不倫騒動を受け、乙武氏をめぐる過去の騒動にも注目が集まっている。それは、2013年に起きた「車いす入店拒否」騒動だ。当時乙武氏が投稿したブログによると、入店を拒否された店舗には「女性の友人」と訪れる予定だったという。普段は介助のスタッフが同行しているが、このときは「仕事の都合で来れず」2人きりで行動していたという。

騒動が起きた場所は、銀座の隠れ家的なイタリア料理店で、口コミサイトを見ると「デートに連れて行ってもらいたいお店」との評価が目立つ。そのため、ツイッターや掲示板などでは、

「不倫相手の1人だったんだろうか」
「あきらかに不倫相手とのデートだったよな」

と推測する声が上がっている。