日本では2016年1月に発表されたキャデラックCTS-V。

6.2リッターV8スーパーチャージャーエンジンの最高出力は477kW(649PS)で、8速ATを介して後輪を駆動するスーパースポーツ系サルーンです。

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そのキャデラックCTS-Vがアメリカの地を駆け抜ける画像が届きました。

日本での価格はスタンダードモデルといえるスペックAが1330万円、カーボン製エアロパーツやレカロシートを備えたスペックBが1470万円。

同クラスのジャーマン系V8ハイパフォーマンスセダンと比べ、パワーでもコストパフォーマンスでも優位に立つアメリカンスポーツサルーンの走りは果たして写真にも映し出されているのでしょうか?

キャデラック「Vシリーズ」は、同ブランドのラグジュアリー性にレーシング譲りのパフォーマンスをプラスしたスーパースポーツセダンを目指したもので、外観はベースモデル同様ですが、中身は別物というスペシャルモデルです。

そして、最新のCTS-Vでは外観もかなり異なっています。

ハイパワーエンジンをしっかりクーリングするために開口部を広げたフロント周りはもちろん、ワイドタイヤを収めるフェンダーや空力性能を高めるリアスポイラーなど、その違いは全身に及んでいます。

エンジンルームの熱気を放出するエアベントを備えたボンネットはカーボンファイバー製。スペックBでは、フードベントやフロントスプリッター、リアスポイラーにディフューザーがカーボンファイバー製となっています。

中身も別物です。ストラットタワー周辺にはじまり各部にブレース類を追加することで標準モデルとなるCTSに対して20%もの剛性アップを果たしているといいます。

シャシーではキャデラックの特徴といえる磁性流体を使った可変減衰力ダンパー『マグネティックライドコントロール』の制御はもちろん、サスペンション剛性を全面的に向上させ、サーキット走行にも対応したパフォーマンスが与えられているというのもセールスポイント。ブレーキはブレンボ製キャリパーを採用、フロント6ポット、リア4ポットとなっています。

低重心にも寄与する伝統的なV8・OHVエンジンですが、直噴化や気筒休止システムなど最新テクノロジーによるユニットとなっているのも特徴のひとつ。

トランスミッションは各ギアのステップ比を小さくとった8速AT『8L90』型となり、パドルシフトの操作による素早いギアチェンジが可能となっているのも技術的なアピールポイントとなっています。

たとえば、0−60mph(約96km/h)加速が3.7秒というミドルサイズの4ドアサルーンとは思えないほどの俊足ぶりを発揮するのです。

●キャデラックCTS-V 主要スペック(日本仕様)
全長:5040mm
全幅:1870mm
全高:1465mm
ホイールベース:2910mm
車両重量:1910kg
乗車定員:5名
エンジン形式:V型8気筒OHVスーパーチャージド
総排気量:6156cc
最高出力477kW(649PS)/6400rpm
最大トルク:850Nm(87.2kg-m)/3600rpm
変速装置:8速AT
駆動方式:FR
タイヤサイズ:F 265/35ZR19 R 295/30ZR19
ハンドル位置:左

(山本晋也)

V8スーパーチャージャー搭載、キャデラックCTS-Vの洗練されたパフォーマンスに惚れ惚れ(http://clicccar.com/2016/03/25/361597/)