Windows 10
 リリースから約8カ月を迎え、着実にシェアを伸ばし続けるWindows10だが、2016年の2月から「推奨されるアップグレード」として自動的に更新されてしまうことから非難の声が上がっている。

 たしかに新しいOSを導入することへの不安や機能に対する不満を持つユーザーも多いと思うが、Windows10は非常に完成度の高いOSと言っても決して過言ではない。そこで、世間では叩かれているけど実は使えるWindows10の利点と便利な機能を紹介していくことにしよう。

◆従来のスタートメニューを継承

 Windows10では、Windows7以前に利用されていたスタートメニューが再び採用されている。これによって、依然として50%以上ものシェアを誇る(2016/2月現在Net Applications調べ)Windows7ユーザーも違和感なくスムーズに移行することができるだろう。

 また、Windows8/8.1で採用されていたタイルもスタートメニュー内に表示されるなど、両OSのオイシイところ取りと言った進化を見せている。

◆タスクビューで作業効率アップ!

 限られたデスクトップ領域を有効に活用して作業効率をアップさせてくれるのがウィンドウやソフトの切り替え機能。従来のWindowsにも搭載される機能だが、Windows10では「タスクビュー」としてウィンドウやソフトの切り替えだけでなく、仮想デスクトップも利用できるなど機能を強化している。

 ディスプレイが1台しかなくても、仮想的に複数のデスクトップが作成できるため、作業によって画面を切り替えると作業効率がグンと高くなる。

◆手書きメモにも対応したEdgeでWebブラウジング

 これまで長きに渡りWindowsのブラウジング環境を支えてきた「Internet Explorer」に変わり、Windows10は標準のWebブラウザに「Edge」を採用。よりシンプルなインタフェースへと生まれ変わり、Webページに手書きメモを残して保存したり、不要な情報を排除してスッキリとしたレイアウトで確認できたりするなどの進化を遂げている。

◆アクションセンターで情報のチェックや設定がスムーズ

 Windows10には、アプリからの通知や各種設定をスムーズに行うための「アクションセンター」機能を新搭載。Windowsの更新状況や新しいメールの着信と言った新着情報がひと目で確認できるなど、スマホの通知と同様の感覚で利用することが可能だ。

 さらにボタンひとつで機内モードやWi‐Fiなどのオン/オフを切り替えたり、音量調整や各種設定の変更を行ったりできるなど、スムーズな環境設定をサポートしてくれる。

◆スマホ感覚で使える音声認識アシスタント「Cortana」

 スタートボタンの右側に表示される「Cortana」は、音声入力によって検索はもちろん、アラームのセットや天気の表示など様々なアクションを行ってくれるアシスタント機能。マイクが搭載されているパソコンやタブレットを利用していれば、簡単な初期設定を行うためですぐに使いこなすことができる。使い勝手は、iPhoneの「Siri」に近いものとなっている。

◆ストレージ使用量も一目瞭然!

 容量に限りのあるストレージを有効に活用するためには、どのファイルがどれだけ容量を消費しているか把握することが重要だ。Windows10に搭載されるストレージ管理機能を利用すれば、システムやドキュメント、音楽、動画といった具合にカテゴリごとに消費しているストレージ容量を視覚的に表示してくれるため、無駄なファイルを把握しやすい。各カテゴリを選択してファイルの削除やソフトのアンインストールなどを行うこともできる。

 ここで紹介した機能は、Windows10が持つ便利機能のごく一部。Windowsは、アップデートによって日々進化を続け、その機能や安全性を高めていることは言うまでもない。リリースから8ヶ月と言う期間を経て安定性も高まっていることに加え、無償アップデート期間が7月28日までと期日が迫りつつあるいま、そろそろアップグレードを検討してもいい時期になっていると言えるだろう。<文・写真/古作光徳>

【古作光徳】
パソコン関連誌の編集部を経て、2006年にライターとして独立。主にパソコンやスマホ、家電関連誌などを中心に活動中。近年は車やバイク、将棋など、趣味関連誌の執筆や編集にも携わっている。