25日、韓国メディアによると、三島由紀夫の短編小説「憂国」を盗作した疑いで告発された韓国の小説家・申京淑氏が、検察の調べに対し、「盗作ではない」との立場を明らかにした。これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。資料写真。

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2016年3月25日、韓国・東亜日報によると、三島由紀夫の短編小説「憂国」を盗作した疑いで告発された韓国の人気女性小説家・申京淑(シン・ギョンスク)氏が、検察の調べに対し、「盗作ではない」との立場を明らかにしたことが分かった。申氏が同事件に関し、捜査機関に対して立場を表明するのは初めてのこと。

ソウル中央地検は米国に滞在中の申氏にメール調査を行い、盗作疑惑を否定する趣旨の回答を受け取った。同事件に対する法理の検討をほぼ終えた検察は近々結論を出し、必要に応じて申氏を召喚する方針だという。

同事件は韓国の小説家で詩人のイ・ウンジュンさんが、ホームページで「1996年に発行された申氏の短編小説『伝説』の一部が、1983年に韓国語に翻訳・出版された三島由紀夫の『憂国』と酷似している」と指摘したことから始まった。申氏は昨年6月、韓国メディアに対し、「どんなに考えても、『憂国』を読んだ記憶はないが、今では自分の記憶を信じられなくなった」などとあいまいな立場を明らかにしていた。

検察は「本の内容に似ている部分がある」との意見に共感しつつも、「これを刑事的に処罰するのは難しい」と見ている。申氏は出版社をだまして業務を妨害し、不当な利得を得た疑いで告発されたが、申氏の本の売り上げが数百万部を記録しただけに、「出版社を詐欺の被害者と見るのは難しい」との意見が出ている。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。

「大韓民国の恥」
「かわいそう。小説家としてのプライドもないみたい」
「韓国ほど盗作に寛容な国はない。国民も法律も…」

「検察や裁判所の決定は重要じゃない。文学に対する申氏の態度が残念」
「最後まで読者を失望させるのか。子供が見ても盗作であることは明らかなのに」
「盗作ではない。コピーだ」

「申氏が自分の記憶を信じられないように、私も申氏を信じられない。本当に図々しい人」「人間だから間違いや失敗を犯すこともある。しかし失敗後の行動にその人の内面が現れる。申氏は最後まで恥を知らない人だ」
「それじゃあ日本人が盗作したというの?タイムマシンに乗ってきたのかな(笑)」(翻訳・編集/堂本)