新華社、京華時報などの中国メディアは24日ごろから、中国で4月14日に『映画 ビリギャル』が公開されると報じた。京華時報は「有村架純の青春への逆襲」と紹介した。

 『映画 ビリギャル』の中国語名は『墊底辣妹(ディエンディー・ラーメイ)』。「墊底」は「どん底」、「辣妹」は英語の「Hot Girl(ホット・ガール)」の直訳で、本来は「セクシーな若い女性」だが、この場合は「ケバい少女」程度の意味だ。つまり、「ビリギャル」を「どん底ケバケバ少女」と訳した。

 京華時報は『ビリギャル』に対して比較的好意的に、2015年に中国でも公開された台湾映画『我的少女時代(私の少女時)』と同様に「極めて優れた青春の伝説」と評価できる作品と紹介。中国の「青春作品」とは異なり、少女の自堕落な生活ぶりが紹介され、しかしその後に充実した青春と夢を追い求める心が紹介されると説明した。

 また、同作品は日本で、公開後の1週間で3億円の興行成績しか上げられなかったが、最終的に30億円近くの売り上げと「大逆襲」と説明。さらに有村架純については2010年にデビューしてから、しばらくはパッとしなく脇役しか演じることはなかったが、現在では主役を務め、声優も務めるなど大活躍と紹介。有村も「逆襲に成功した」と評した。

 有村が主演したテレビドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』は、中国で動画がインターネットで出回り、多くのユーザーが評価しているという。

 なお、新華社系で「お固い」論調が多い新華網は、『映画 ビリギャル』を「辛口」に批評。特に、少女がすさんだ生活が描かれている部分で、教育目的で子どもに見せたら失敗すると論じ、それ以外にも、日本の文化をよく知っていないと、同作品には失望してしまうのではないかと、疑問を示した。(編集担当:如月隼人)(写真は京華時報の25日付報道の画面キャプチャー)