日本ではビジネスパーソンや専業主婦、学生に至るまで多くの人が手帳を活用している。中国でも手帳を使っている人を見かけることはあるものの、大勢の人が活用しているとはまだ良い難い状況だ。しかし、中国でも現在、少しずだが手帳を活用しようという動きが見られるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 日本ではビジネスパーソンや専業主婦、学生に至るまで多くの人が手帳を活用している。中国でも手帳を使っている人を見かけることはあるものの、大勢の人が活用しているとはまだ良い難い状況だ。しかし、中国でも現在、少しずだが手帳を活用しようという動きが見られるようだ。

 中国メディアの人民網はこのほど、中国における最近の手帳ブームについて紹介する記事を掲載し、手帳ブームの背景には日本の影響もあることを伝えている。

 記事は手帳について「中国で生まれ、日本で発展した」と紹介したうえで、手帳は日本人にとってなくてはならないものであり、「老若男女を問わず全員が手帳を携帯している」と紹介。生活必需品であると同時に、人生設計に重要なアイテムであると紹介した。中国では、日本人は時間を守る几帳面な国民であるとの認識があり、その影響で「全員」が手帳を持っているとの表現になるのかもしれない。当然だが、近年はスマートフォンなどでスケジュール管理をする人も増えているため、日本人全員が手帳を持っているというのは中国メディアの誇張した表現だ。

 続けて記事は、古代中国人も手帳を使う習慣があり、当時は「手薄」と呼んでいたと説明。この中国の文化を、手帳という日本文化に発展させたうえで、近年は中国が「逆輸入」している状況だと説明した。

 中国での手帳ブームについて、一部の地方都市では手帳をテーマとしたイベントが開催されるなど、徐々に盛り上がりを見せていることを紹介。中国人の誰もが手帳を持つような大規模なブームと呼ぶには程遠いが、手帳という存在が市民権を得つつある状況を紹介している。

 日本における手帳の歴史は、1862年に福沢諭吉がフランスから持ち帰ったのが始まりとされる。その後に大蔵省印刷局が手帳を職員向けに製造するなど、企業が社員向けに手帳を作成、配布するなどして日本に手帳文化が根付いたとされている。現代ではビジネスマン用、ダイエット用、歴史が好きな人用など多種多様な手帳が存在し、多くの人に愛されている。中国で手帳ブームが更なる広がりを見せれば、日本が培った手帳文化も大きなビジネスチャンスを迎えることになりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)