全国各地で「サクラの便り」が届き、花見シーズンが目前に迫った24日、東京にある中国大使館は、花見目的で日本を訪れる中国人観光客向けに「注意喚起」の情報を発表した。花見でのマナーを守るよう呼びかけるものだが、具体的にはどんな内容が盛り込まれているのだろうか。(イメージ写真提供:123RF) 

写真拡大

 全国各地で「サクラの便り」が届き、花見シーズンが目前に迫った24日、東京にある中国大使館は、花見目的で日本を訪れる中国人観光客向けに「注意喚起」の情報を発表した。花見でのマナーを守るよう呼びかけるものだが、具体的にはどんな内容が盛り込まれているのだろうか。

 中国大使館が24日に公式サイト上で発表した「注意喚起情報」では、「以下の細かい部分に留意して他人に迷惑をかけないようにしたうえで、サクラを鑑賞する楽しみを味わいましょう」としたうえで、注意点を4つ挙げている。

 1つ目は、花見の場所取りについて。この季節、「日本の市民は自分でシートや飲食物を用意してサクラの木の下に場所を取り、楽しむ」としたうえで、「観光客は他人の『領地』に踏み入らないよう気を付けること」と喚起。じっくり鑑賞するなら「適切な場所にシートを敷き、その範囲で飲食すること」、歩きながら眺める場合は「大声で騒いだり、押したりしないこと」と注意している。

 2つ目は、草花を愛し、木に登ったり枝を折ったりゆすったりしないこと。3つ目は、サクラを撮影する場合には現地のルールに従い、他人の家や私有地に勝手に入らないようにすること、4つ目はゴミを指定された場所に分別して捨てるか持ち帰り、喫煙は指定した場所ですることが示された。

 2点目以下は簡単な記述となっているのに対し、1点目は細かく説明がなされている。著名な花見スポットの場所取りは時として壮絶かつ熾烈であり、ややピリピリしたムードになるもの。早い時間から場所を抑えた市民の「領地」に、事情を知らない中国人観光客がどしどし入り込んでくるトラブルが多いのかもしれない。

 せっかく「日本のサクラ」を楽しみにやって来るのだから、十分に楽しんで帰ってもらいたい。それにはあらかじめ「郷に入れば郷に従う」よう呼びかけ、日本の花見の習慣について知っておいてもらう必要がある。受け入れる側としても、彼らに理解してもらえるような姿勢や取り組みが求められるだろう。互いの歩み寄りが、美しいサクラの花見をより一層楽しくしてくれるはずだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)