中国メディアの新浪網は24日、中国人が2015年に旅行先の海外で使った金額が、雲南省の域内総生産(GDP)に匹敵する1兆3500億元(約23兆3600億円)に達したと紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)Somdul Pienroj/123RF.COM。一群の中国人客。タイ・バンコックにて)

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 中国メディアの新浪網は24日、中国人が2015年に旅行先の海外で使った金額が、雲南省の域内総生産(GDP)に匹敵する1兆3500億元(約23兆3600億円)に達したと紹介する記事を掲載した。

 世界ツーリズム協議会(WTTC)が22日に発表した数字にもとづき計算したところ、中国人が2015年に旅行先の海外で使った金額は1兆3500億元で、雲南省のGDPである1兆3700億元に匹敵する。また、1兆3500億元の消費金額が内需に回されていたら、1000万人以上の雇用と、数百億円の税収をもたらしたはずという。

 記事は、2015年に中国人が海外で支払った金額が前年比53%増だったことにも注目。「秋葉原の家電ショップに行っても、パリの老舗デパートのギャラリー・ラファイエットに行っても、タイのプーケットの海岸に行っても、スイス・アルプスのスキー場に行っても、中国人が『買え、買え、買え、』、『遊べ、遊べ、遊べ』だ」と表現し、中国人は世界の多くの観光地で最も歓迎される“金づる”になったと論じた。

 一方で、海外から中国を訪れた旅行者が2015年通年で3846億元で、前年比2.97%増の微増にとどまったと指摘。しかも、訪中者はここ数年、明らかに減少していると紹介した。

 記事は、2015年に中国は海外旅行者分野で9667億元もの“貿易赤字”だったと指摘。5年前の2010年には322億元の“貿易黒字”だったことと比べて、「滄海変じて桑田」と表現し、海外からの訪中者が中国国内で落とした金額が5年間に14.6%増だったのに比べ、海外に出た中国人が支払った金額が347%増になることなど「だれも、想像だにしなかった」と論じた。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:(C)Somdul Pienroj/123RF.COM。一群の中国人客。タイ・バンコックにて)