『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』 (C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

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【週末シネマリサーチ】〜週末公開作のランキングを予想!〜
(…前編より続く)

〇【2位予想】『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』
DCコミックスの2大ヒーロー、スーパーマンとバットマンが共演するアクション大作。映画『マン・オブ・スティール』の続編という位置づけでスーパーマンとバットマンの死闘を描く。監督はザック・スナイダー、スーパーマンをヘンリー・カヴィル、バットマンをベン・アフレックが演じる。

前作『マン・オブ・スティール』(13年/ワーナー)は全国610スクリーンで公開され、初週土日動員21万2000人という数字。バットマンが『ダークナイト』シリーズのクリスチャン・ベールからベン・アフレックに変更になったが、主演作『ゴーン・ガール』(14年/FOX)は全国321スクリーンで公開され初週土日動員11万8000人、『アルゴ』(12年/ワーナー)も全国115スクリーンながら初週土日動員3万8000人でランキングに食い込む実績がある。

本作は約340館での公開。現地時間3月20日にニューヨークで行われたプレミアでは、ベンやヘンリーのほか、ウィル・スミスもサプライズ登場し大いに盛り上がった。バットマンのほか、人気キャラクターであるワンダーウーマンも参戦と、アメコミファンにはたまらない展開。前作から3割増しで27万人。盛り上がり次第では30万人という数字まで見えてくるかもしれない。

▲【4位予想】『仮面ライダー1号』
『仮面ライダー』シリーズ45周年を記念して制作された劇場公開版。初代仮面ライダーを演じた藤岡弘、が主演をつとめ、仮面ライダーゴーストらの仲間たちとショッカーたちに立ち向かう姿を描く。

45年という数字が示しているように、非常に幅広い世代から支持されているシリーズ。さらに戦隊シリーズは、若手イケメン俳優を多数輩出しており、女性の支持も高い。昨年末に公開された『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』は全国292スクリーンで公開され、初週土日動員18万1000人を集めた。

本作は300館超での公開。3月21日には公開記念トークショーが行われ、単独ではおよそ44年ぶりの仮面ライダー主演をつとめることとなった藤岡が、撮影で使用された「ネオサイクロン号」にまたがり登場。『仮面ライダー』シリーズへの熱い思いを語った。オールドファンにはたまらない作品で公開までのボルテージも高く、大きな数字を記録する可能題も十分ある。

△【10位予想】『リップヴァンウィンクルの花嫁』
岩井俊二監督が『花とアリス』以来12年ぶりに手掛けた長編実写映画作品。2年連続日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した黒木華を主演に、シンガーソングライターのCoccoや、綾野剛、原日出子など実力派俳優が顔を揃える。

上映館数は約35館。独自の世界観を持つ岩井監督のファンは多く、公開規模は小さいがスクリーンアベレージは高そうだ。黒木と綾野が共演した『シャニダールの花』(13年/ファントム・フィルム)は惜しくもランクインしなかったが、2人とも映画ファンの評価は高い。180分という長尺の上映時間がどう判断されるか微妙だが、万単位の集客の可能性はある。

【注目シネマ】
※『砂上の法廷』
『ジョン・ウィック』で華麗なるアクションを披露したキアヌ・リーブスが、敏腕弁護士に扮して容疑者の少年の弁護をする法廷ミステリー。容疑者の少年の母をオスカー女優レネー・ゼルウィガーが演じる。

前作『ジョン・ウィック』は全国169スクリーンで公開され、初週土日動員5万4000人という数字を出した。公開時は約10館という小規模公開も、日本でのキアヌの人気は絶大。アクション俳優として評価が高いキアヌが切れ者の弁護士に扮し“静”の表現を披露しているところにも注目が集まる。(文:磯部正和/映画ライター)

磯部正和(いそべ・まさかず)
雑誌の編集、スポーツ紙を経て映画ライターに。基本的に洋画が好きだが、仕事の関係で、近年は邦画を中心に鑑賞。本当は音楽が一番好き。不世出のギタリスト、ランディ・ローズとの出会いがこの仕事に就いたきっかけ。

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