トップ下で躍動!1G2Aで4発演出の清武を長友も絶賛「彼がいたから…」

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[3.24 W杯アジア2次予選 日本5-0アフガニスタン 埼玉]

 トップ下の位置で躍動した。中盤をダイヤモンド型にした4-4-2のトップ下に入った日本代表MF清武弘嗣(ハノーファー)が攻撃陣を牽引。1ゴール2アシストを含め、全5得点中4点に絡む圧巻のプレーを見せた。

 前半43分、MF長谷部誠からパスを受けた清武が前線のFW岡崎慎司にくさびを入れると、鋭いターンで前を向いた岡崎がDFの股間を抜く鮮やかな個人技から先制点をマーク。先制アシストとなった清武は「最後はオカちゃん(岡崎)の技術だけど、ダイレクトでハセさん(長谷部)が入れてくれて、いいリズムでオカちゃんのゴールまでつながって、いいゴールだったと思う」と振り返る。

 初めてトライする4-4-2。「試合中、試行錯誤しながらだった」と、手探りで試合を進めた。「相手が絞ってきて、なかなか中に入れなくて、前半は難しかった」。前半28分ごろにはセンターサークル内に11人全員が集まり、話し合う場面もあった。その中で生まれた前半終了間際の先制点には大きな意味があった。

「トップ下はどの角度からも見られるし、難しいポジション。でも2トップだったので、どちらかが下がってきてくれれば僕が空いたし、後半はそういう形を出すことができた」

 後半13分、長谷部の縦パスをFW金崎夢生がワンタッチで流し、2列目から走り込んだ清武が左足ダイレクトで流し込んだ。「(金崎)夢生くんのパスが良かった。当てるだけだった」。シュートは当たり損ねだったが、「逆にあれが良かった」とGKの脇を抜け、ゴールネットを揺らした。

 代表初ゴールを決めた12年11月14日のオマーン戦以来、約3年4か月ぶりとなる清武の国際Aマッチ2得点目で2-0とリードを広げると、3-0で迎えた後半29分には左CKからDF吉田麻也のヘディングシュートをアシスト。さらに同33分、清武の左クロスをFWハーフナー・マイクが頭で落とし、金崎がダメ押しの5点目を押し込んだ。

 4ゴールを演出した清武をチームメイトも絶賛する。DF長友佑都は「個人的にはキヨ(清武)がすごい良かったと思う。彼がいたからリズムをつくれていたし、FWの2人が生きたのもキヨの技術、パスの精度があったから。素晴らしいプレーだったと思う」と褒めちぎった。

 ブンデスリーガのハノーファーで今季から10番を背負う清武。長友は「10番を付けるというのは、それだけプレッシャーがあるのも分かっていたと思うし、あえて厳しい環境に身を置くことは彼の強さでもある。それが今日のピッチにも表れていたと思う」と、イタリアとドイツという違いはあれど、同じ欧州のトップリーグでプレーする仲間として、その覚悟と決意を頼もしく感じているようだった。

(取材・文 西山紘平)


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