最近は滅多に見られなくなった中盤のダイヤモンド型。その「底」を務め上げた長谷部は、ゴールにも絡むなど奮闘した。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 ハリルホジッチ監督が初めて採用した中盤をダイヤモンド型にした4-4-2の布陣。その中盤を支える1ボランチを務めたのが長谷部だった。
 
 代表初選出から10年目を迎え、今なお中心選手としてチームを支える“日本のキャプテン”が、2次予選突破をほぼ確実にしたアフガニスタン戦を冷静に振り返る。果たして“ダイヤモンド”の感触はいかに――?

【W杯アジア2次予選第7戦・PHOTOハイライト】 日本 5-0 アフガニスタン
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長谷部誠(フランクフルト/MF)
 
――序盤は相手の守備に苦しんだようです。そのなかで収穫は?
 
 今日はフォーメーションを変えて臨み(初めての形)、いろんなテストの意味合いがあるなかで、前半は相手の集中した守備に苦しみ、最後のところまでなかなか形を作れませんでした。ただやっている感覚は、そんなに悪くありませんでした。
 
 センタリングを上げればチャンスになったし、きれいにやりすぎず一発で裏を狙ってセカンドボールを拾うこともできていた。試合前から話し合っていたように、そういう場面ではチャンスを作れていました。だから、引いてくる相手に対するやり方の部分で、ひとつ手応えは得られたと思います。
 
 後半は相手のマークがルーズになったので、早いパス回しからゴールを奪えました。(最後は)マイク(・ハーフナー)が試合に出て、その意図も考えて彼を狙ったプレーから得点も奪えて、良かった部分はいくつか挙げられます。
 
――ダイヤモンド型の中盤の「底」を務めたが、周りの3人を気持ち良く攻撃に集中させるために心掛けたのはどういった点ですか?
 
 前半は相手がマンツーマンでついてきて、なかなか上手くマークを外し切れませんでした。だから綺麗にやるより、(ボールを奪われる)リスクはあるけれども、ロングボールを裏に狙ったりしていきました。今日のダイヤモンド(型の中盤)の手応えは……、まあ、まだまだって感覚はあります。
 
――昨日1日やっただけですか?
 
 そうですね。
 
――練習以外のところで話し合っていた感じですか?
 
 結構コミュニケーションはとっていました。中盤の選手が外に張っても良いということを確認し合い、監督は「とにかく臨機応変にやれ」と言ってくれていました。相手が思ったよりも少し出てきたので、サイドバックのポジションが低くなってしまいました。その分、相手のスペースにできていた、サイドの裏のスペースを突ければ良かったかなと思います。
 
――岡崎選手の先制ゴールは、長谷部選手のボールの持ち運びが起点になりました。
 
 (パスを出した)キヨ(清武)が相手DFラインと中盤の間のバイタルエリアでボールを受けられればチャンスになると思っていました。そこにパスが入った時には、良い形ができていました。
 
――もう少し、サイドの攻撃に加わりたかったということですか?
 
 今日に関しては1ボランチの形だったので、そこまでサイドに流れ過ぎないように考えていました。今日ぐらいの相手のレベルであれば、そんなに危ない場面は作られませんでしたが、これから先、最終予選を見据えれば、守備の部分ではもっとコミュニケーションを取っていかなければいけないと感じました。