花粉症を緩和する食べ物ってある?

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執筆者:山本 ともよ(管理栄養士)


マスクやティッシュが手放せない、つらい花粉症の症状、少しでも緩和したいですよね。そこで、花粉症の症状緩和に効くとされる食べ物についてご紹介します。

花粉症の症状を緩和するには?

ヒスタミン分泌を抑える


花粉などのアレルギー物質を感知すると放出される炎症性物質のヒスタミンは、瞬時に全身に運ばれ、身体のさまざまな部分で炎症を引き起こします。

粘膜を強くする


花粉が粘膜に付着し、そこからアレルギー反応がはじまります。また、粘膜の炎症が重症化すると、症状も悪化していきます。

免疫力を上げる


アレルギー物質と戦う免疫細胞を強化することは、症状の緩和はもちろん、発症予防にも重要です。

症状の緩和に働く栄養素

ポリフェノール


野菜や果物に含まれるポリフェノールは、抗ヒスタミン作用があります。特に甜茶ポリフェノール、ケルセチン、クルクミン、カテキンなどは、花粉症に効果的と言われています。

ビタミンA、ムチン


緑黄色野菜やレバー、卵などに含まれるビタミンAや、納豆、山芋、里芋、レンコン、オクラなどのネバネバのもとであるムチンは、粘膜の強化に働きます。

乳酸菌、ビタミンC


免疫機能の約7割は腸に集中しています。乳酸菌や食物繊維は腸内環境を調え、免疫力アップにつながります。

ズバリ!花粉症の症状緩和におすすめ食材

レンコン


レンコンには、タンニンをはじめ多くのポリフェノールが含まれます。また、粘り成分であるムチン、食物繊維やビタミンCなどは、花粉症対策にうってつけの食材です。そのままでも構いませんが、レンコンの力を最大限に活かすには、みじん切りにする、すりおろすなど、細胞壁を壊すことで吸収力が高まります。

甜茶(てんちゃ)


その名のとおり「甜茶ポリフェノール」というポリフェノールを含み、花粉症をはじめ、アレルギー性鼻炎のもとであるヒスタミンの放出を抑えます。甜茶にはバラ科の「甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)」、アカネ科の「牛白藤(ぎゅうはくとう)」、ユキノシタ科の「蝋蓮繍球(ろうれんしゅうきゅう)」、ブナ科の「多穂柯(たすいか)」と4種類ありますが、抗アレルギー作用を持つ甜茶ポリフェノールは、バラ科の「甜葉懸鈎子」だけ。日本で売っている甜茶は花粉症対策のものが多いため、ほとんどがバラ科のものですが、「バラ科」や「甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)または、甜茶懸鈎子」と表示のあるものを選びましょう。


症状の緩和は、花粉をできるだけ粘膜に付着させないこと。マスクやメガネ、花粉を落とすなどの室内への出入り時の工夫に加えて、食事での対策も心がけてみてください。


<執筆者プロフィール>
山本 ともよ
管理栄養士、サプリメントアドバイザー、食生活アドバイザー
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導