南シナ海・太平島に海外メディア招待  馬総統「百聞は一見にしかず」

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(台北 23日 中央社)台湾が実効支配している南シナ海・南沙(スプラトリー)諸島の太平島に23日、海外メディアが初めて招待されたのを受け、馬英九総統は同日夕、台北市内の空軍基地で記者会見を開き、島における中華民国政府の主権などを改めて主張した。

この日は、日本の共同通信や読売新聞など海外メディア10社が一部の台湾メディアとともに太平島を訪れ、現地の農場、井戸、太陽光発電設備などを視察した。馬総統は、招待の目的について「百問は一見にしかず。太平島が(フィリピンなどが主張している)岩礁ではなく島であることを(自分の目で)確かめてもらいたかった」と語った。

また、南シナ海の領有権をめぐる問題の解決に向け、フィリピンが2013年、中国大陸を相手取ってオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所に仲裁手続きを申し立てたが、馬総統は「常設仲裁裁判所の裁判官とフィリピン政府の代表をも太平島に招待する」、「島であることから、わが国には、200カイリ(約370キロ)におよぶ排他的経済水域(EEZ)を主張する権利がある」などと述べた。

馬総統は今年1月末、太平島を訪れ、自身が提唱している「南シナ海平和イニシアチブ」の実現プロセスなどを発表した。現職総統の同島訪問は、2008年の陳水扁総統に続き2人目。

(戴雅真/編集:羅友辰)