23日、韓国で初のジカ熱患者が確認された問題をめぐり、専門家からは「MERSのような拡散はない」との見方が出ている。資料写真。

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2016年3月23日、韓国・中央日報によると、韓国で初のジカウイルス感染症(ジカ熱)患者が確認された問題をめぐり、専門家からは「中東呼吸器症候群(MERS)のような拡散はない」との見方が出ている。環球網が伝えた。

ジカ熱は韓国でMERSと同じ「第4類法定伝染病」に指定されており、韓国疾病管理本部は22日、ブラジル滞在歴のある男性がジカウイルスに感染していることを確認したと発表した。ジカ熱は蚊がウイルスを媒介することで知られているが、性交渉や輸血による感染もある。男性は韓国に戻った後、献血を行っておらず、同本部は感染警報レベルをこれまで同様「関心」にとどめることを決めた。ただ、水際対策や予防措置を強化する方針は打ち出している。

本部責任者の1人は「握手やハグなど日常的な接触による感染はない」と説明し、この男性が原因でウイルスが拡散する可能性は低いと指摘。ソウル大学病院感染内科の教授は「患者の体内に潜むウイルスが拡散するには、蚊がその患者を刺した後、別の人を刺すことが条件」と述べ、現在は蚊の活動時期に入っていないことから過剰な心配は不要との考えを示した。国立がんセンターの教授は「数は少ない」としながらも性交渉が原因で新たな患者が確認される可能性もあると説明。しかし、この一方で「MERSのような広がりは見せない」とも分析している。(翻訳・編集/野谷)