日本をリスペクトするアフガニスタン代表監督「日本を相手に1点を奪いたい」《ロシアW杯アジア2次予選》

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▽24日に行われるロシア・ワールドカップ(W杯)・アジア2次予選に向けて日本代表と対戦するアフガニスタン代表のペタル・セグルト監督が公式会見に臨んだ。

▽セグルト監督は、日本との実力差を強調し、明日の試合では勝利することよりもまずは1点を奪いたいとコメント。さらにアジアカップの出場権を考えて、次節のシンガポール代表戦が重要だとの認識を示した。

◆ペタル・セグルト監督(アフガニスタン代表)

「最初に大事なことを言わせてもらうと、日本に到着以来、素晴らしい待遇を受けている。日本の皆様、大会の組織をなさっているJFA、そしてホテルの方々。素晴らしい対応をしてくれている。これが組織的なサッカーに結びついているのではないだろうか。アフガニスタンを出て初めてここまで安心して試合に臨める。日本は一つの手本を示したと思う」

「ただ、これだけ良くはしてもらっているが、明日の90分間は恩を忘れたかのような戦いをしても怒らないでほしい(笑)。試合の前後は感謝している」

「私は昨年11月に監督就任して、良い雰囲気の中で仕事をし6試合で5勝できた。日本の皆さんは明日の試合で勝つと思っているだろう。私の今までの経験で明日の試合は強敵との対戦だ。皆さんは日本代表に誇りを持っているだろうし、持つべきだ」

「アジアで一番強いのは日本だと思っている。各国でプレーしている選手が居て、活躍している。アフガニスタンは格下だが、格下なりに90分間ベストを尽くしたい。過去を振り返ると、日本も20年前や30年前はそうではなかったはずだ。日本も学んでここまで来た。我々も早いスピードで経験を積み上げて学んでいきたい」

「明日は厳しい状態での試合だ。日本が強敵というだけでなく、こちらは主要選手を欠いている。ヨセフ・シャバイ、カイバー・アバシムがケガでプレーできない。ただ、こういうこともサッカー。我々はシンガポールに必ず勝たなければいけない。そこで勝てばアジアカップに出られるためそこを焦点に戦う。日本のチームに関して、監督に関しての色々な意見を持っている。しかし、この90分間はリスペクトを忘れて戦う。センセーショナルなことが起こるのもサッカーであり、我々はそれを目指す」

──就任以降、どの部分の改善に力を入れたか

「アフガニスタンの監督になった時、チームは負け続けていた。大きな問題の1つはチームが一丸になっていなかったこと。私はヨーロッパでもアフガニスタンでもチームを作ってきた。バラバラの場所で選手たちが活躍していても、国の代表としてまとまるチームを作ることが一番大事なことだった。それから、サッカーのスタイルも変えつつある。ただ、明日は自分たちが目指しているサッカーを見せられないだろう。アフガニスタンといえば、ロングボールを蹴るだけのイメージがあるだろうが、今後はそうならない。アタッキングフットボールを念頭にしている。ただし、明日は殆どの時間をディフェンスに費やすだろう。それでもチャンスがあれば得点したい。日本相手に初得点できれば大きなことだと思っている」

──日本の弱点があるとしたらどこを突くか

「今の時点で、今の立場で、アフガニスタン側から日本の弱点を言うべきではない。言う立場にもない。試合が終わった後で研究してからならば言えるが、今は言えない」

──日本に対して、どう戦って勝つイメージを持っているか

「1点入れたい(笑)。現実を見なければいけない。明日は全力を尽くすと約束する。選手も監督の考えを理解しており、全力を尽くすだろう。チャンスがあれば良いが、地に足をつけなければいけない。日本は最高レベルだ。それはアジアだけでなく、世界でも最高レベルだと感じている。日本と我々の間では大きな差がある。一番は、この差の相手にどう戦うかを考える。格上の相手にどう問題を与えるかを考える。それができれば、どう勝つかを考える。理論はあるが、その道のりは長い。勝てれば、明日はここに幸せな気持ちで座ることになるだろう。1点入れるだけでも同じく幸せだ」

「もう一つ大事なことがある。私は15年前にドイツでプロライセンスを習得した。クロアチア出身だが、そこでオシム氏と話したことがある。その時に、日本に対して良いコメントをしていた。4カ月前にまた会ったが、今でも日本代表に対する良いコメントを口にしていた。日本の皆さんは幸運だと思う。オシム監督だけでなくハリルホジッチ監督もいる。2人に対しては大きなリスペクトを持っている。ただ、明日は90分間をなんとか戦って、問題を与えたい。ただ、皆さんには素晴らしい将来が待ち受けているだろう」