【日本代表レポート】混沌とするハリルジャパン正GK争い 本命はやはり…
22日、日本代表に合流した川島永嗣は、練習開始前にヴァイッド・ハリルホジッチ監督に呼ばれた。通訳を介さず2人で話をすると、川島は全体練習に合流することなく、本田圭佑や香川真司とともに別メニューとなった。
監督が3人の疲労を心配したのだろう。しかし、川島はフルメニューをこなすつもりだったのではないだろうか。監督と2人で話をしている川島の顔は、心なしか不満げに見えたからだ。
日本代表メンバー発表会見の場で、監督は「もしかしたら東口に今回チャンスを与えるかもしれません」と東口順昭を起用する可能性を示唆した。だが川島にとっても9カ月ぶりの日本代表ということで、猛アピールし、再び正GKの座を確保したいはずだ。
東口にとっても、日本代表のゴール前は手が届きそうで、ずっと届かなかった場所だった。初めて代表のゴールを守ったのは、2011年3月。だが「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ」でのプレーということで、代表歴には数えられなかった。
そこから4年、2015年8月9日の東アジアカップ中国戦で東口はやっと出番を迎える。しかし、その後も長いベンチ生活を送っていた。今回は監督の期待に応えることができるだろうか。
ミックスゾーンに現れた東口は、複雑そうな表情だった。直前のJリーグ、神戸戦で敗れたため、起用されるかどうか不安だという
「誰もが出たい舞台だと思うし、選ばれて結構な間出られなかったので、準備はしっかりしてきたし、チャンスが来ればモノにしたいと思います」
「相手が攻めてこないと難しいですよね。でも少なからずピンチはあると思うので、より集中力をもってやらないと難しい相手かと思っています」
長い間出られないと言えば、林彰洋が最たる人物だろう。2007年、流通経済大学時代に選ばれたが、現在まで出番がない。同じときに初めてい選ばれたのが川島永嗣。林は9年間、ひたすらピッチの上に立つ時を待っている。
「気持ちも技術面も、新たな刺激を感じて高めていければいいかと思っています。自分は他の選手がどうこうできる立場じゃないので、他の雑音を頭に入れてると余計なものを考えるし、フラストレーションをためないように集中してやりたいと思っています」
ではアフガニスタン戦の起用はどうなりそうか。
今回のコーチングスタッフは、GK全員に当日まで誰が起用されるかをうまく悟らせていない。そのため選手の言葉からは本当のことはわかりづらい。だとすると、実績を元に考えてみる。
別メニューだった川島は、今回は外れることになるのではないか。東口と林は、それぞれ直前のリーグ戦で敗れている。となると、やはり本命は西川周作ということになりそうだ。
【日本蹴球合同会社/森雅史】
監督が3人の疲労を心配したのだろう。しかし、川島はフルメニューをこなすつもりだったのではないだろうか。監督と2人で話をしている川島の顔は、心なしか不満げに見えたからだ。
日本代表メンバー発表会見の場で、監督は「もしかしたら東口に今回チャンスを与えるかもしれません」と東口順昭を起用する可能性を示唆した。だが川島にとっても9カ月ぶりの日本代表ということで、猛アピールし、再び正GKの座を確保したいはずだ。
そこから4年、2015年8月9日の東アジアカップ中国戦で東口はやっと出番を迎える。しかし、その後も長いベンチ生活を送っていた。今回は監督の期待に応えることができるだろうか。
ミックスゾーンに現れた東口は、複雑そうな表情だった。直前のJリーグ、神戸戦で敗れたため、起用されるかどうか不安だという
「誰もが出たい舞台だと思うし、選ばれて結構な間出られなかったので、準備はしっかりしてきたし、チャンスが来ればモノにしたいと思います」
「相手が攻めてこないと難しいですよね。でも少なからずピンチはあると思うので、より集中力をもってやらないと難しい相手かと思っています」
長い間出られないと言えば、林彰洋が最たる人物だろう。2007年、流通経済大学時代に選ばれたが、現在まで出番がない。同じときに初めてい選ばれたのが川島永嗣。林は9年間、ひたすらピッチの上に立つ時を待っている。
「気持ちも技術面も、新たな刺激を感じて高めていければいいかと思っています。自分は他の選手がどうこうできる立場じゃないので、他の雑音を頭に入れてると余計なものを考えるし、フラストレーションをためないように集中してやりたいと思っています」
ではアフガニスタン戦の起用はどうなりそうか。
今回のコーチングスタッフは、GK全員に当日まで誰が起用されるかをうまく悟らせていない。そのため選手の言葉からは本当のことはわかりづらい。だとすると、実績を元に考えてみる。
別メニューだった川島は、今回は外れることになるのではないか。東口と林は、それぞれ直前のリーグ戦で敗れている。となると、やはり本命は西川周作ということになりそうだ。
【日本蹴球合同会社/森雅史】