9か月ぶり代表復帰に感慨の川島「いろんな思いある」

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 約9か月ぶりに戻ってきた日本代表はやはり特別だった。昨年6月以来の代表復帰を果たしたGK川島永嗣(ダンディー・U)は「しばらく離れていた分、いろんな思いが自分の中にある」と率直に語った。

 昨夏にスタンダール・リエージュ(ベルギー)を退団後、欧州各地で所属チームを探していた川島だが、移籍先はなかなか決まらなかった。無所属のまま半年が経過し、スコットランド1部ダンディー・Uとの契約にこぎつけたのは昨年末。約半年間、所属チームがないまま実戦を離れ、同時に日本代表からも遠ざかっていた。

 それでもダンディー・U入団後はすぐさま正GKに定着。移籍後初出場となった1月2日のダンディーFC戦から9試合連続でフル出場を果たし、11日のマザーウェル戦は負傷欠場したものの、20日のダンディーFC戦には再びフル出場した。

 ただ、ハリルホジッチ監督は「まだ少し痛みを抱えている。トレーニングはできるが、ボールをキックすることに注意しないといけない状態」と説明。24日のW杯アジア2次予選・アフガニスタン戦(埼玉)に向けては「23人の中に入ることは考えていない」と、ベンチ外とする考えを明らかにした。

「週末の試合にも出ているし、自分の感覚では問題ないけど、監督は『筋肉系はリスクを取るな』と言っている。選手としては常にやりたい気持ちがあるけど、そこは監督が判断すること」

 川島不在の間はGK西川周作(浦和)が新守護神として日本代表のゴールを守ってきた。指揮官は「今度は彼(川島)が先発を奪わないといけない立場になった」と指摘するが、同時に「人間性が素晴らしい。チームに良い雰囲気をもたらしてくれるし、(チームメイトからの)信頼もある」と、そのリーダーシップにも期待している。

 代表での経験をどう伝えていくか。「『代表はこういうものだよ』と最初から答えを伝えてもダメだと思うし、そういう姿を見せていくことが一番大事だと思う」。川島自身、この半年間、代表から離れてみて、あらためて代表への思いを強めたのも事実。「離れていた間、何を考えて、何を得てきたかを示すことが大事。チームが勝つために、選手として自分に何ができるかを考えてやりたい」と語った。

(取材・文 西山紘平)


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