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ヤンマーは3月22日、高付加価値作物や中山間地小規模経営/都市近郊、大規模田畑複合といった農家のニーズに対応する中型トラクターとして「YT3シリーズ」および「YT2シリーズ」を発表した。

YT3シリーズは、高付加価値畑作物農家からの要望が高かった仕上がり精度について改善を施した「新型ロータリー」を採用することで、反転性能と鋤き込み性能を向上させた。また、高馬力タイプの「YT352/YT357」は、GPSアンテナおよび通信端末を標準搭載し、農業機械から発信される稼働情報やエンジンのコンディション情報などをもとに、エラー情報通知サービスや盗難抑止見守サービスなどを提供する「スマートアシストリモート(SA-R)」にも対応しているほか、有料のアドバンスコースでは、ほ場情報や作業記録をスマートフォンやタブレットで一元管理することで、効率的な農場経営を実現することを可能とする。

また、エンジン負荷や車速を自動で制御する「e-CONTROL」機能や、車速とエンジン回転速度をワンタッチで切り換える「A/Bモード」などの機能を詳細に設定することができるカラーモニターを2.5t以下のクラスとして初めて搭載したほか、CANを介して作業機とトラクターの双方向で通信することで、連動した制御が可能となり、作業機との接続時に必要な複雑な設定を不要化することができるようになった。

一方のYT2シリーズは、中山間地の小規模経営農家や都市近郊の兼業農家でも快適に作業できる使いやすさを追求して開発されたもので、シンプルなレバーやスイッチ類のレイアウトをはじめ、段変速や前後進切り替えもノークラッチで行える「J-change Plus」を搭載し、誰でも簡単に操作することを可能とした。また、凹凸をなくすことで作業中に必要な乗り降りの負荷を軽減するフラットフロアやエンジンからの振動を抑えるフロア防振構造の採用により、快適な乗り心地を実現したという。

なお価格はYT3シリーズが349万円(税別)から、YT2シリーズが171万5000円(同)からで、いずれも2016年4月1日からの販売開始を予定している。また同社では、2シリーズ合計で、初年度1万台の販売を目指すとしている。

(小林行雄)