多くの中国人は日本人の仕事に取り組む態度を高く評価しているが、中国メディアの界面はこのほど、東京の築地市場を観光で訪れた際に日本人は仕事において「厳しさと楽しさのバランスを取るのがとても上手」であることを認識したと紹介している。(イメージ写真提供:(C)ITOU SHINGO/123RF.COM)

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 多くの中国人は日本人の仕事に取り組む態度を高く評価しているが、中国メディアの界面はこのほど、東京の築地市場を観光で訪れた際に日本人は仕事において「厳しさと楽しさのバランスを取るのがとても上手」であることを認識したと紹介している。

 記事は、世界最大の取引規模を誇る魚市場である築地市場を絶対に訪れたいと願っていた中国人の手記として、その計画を実行した際の見解を紹介。築地市場に対して「獲れたての魚介類を量り売りし、その場で調理してもらい、食べ歩きを楽しむ」というイメージを持っていたようだが、中国人は築地市場からどのように「厳しさと楽しさ」を感じたのだろうか。

 築地市場には「場内」と「場外」の2つの区画があると記事は紹介。場内は卸売業者や小売商が値段の掛け合いをする場面がみられ、そして有名なマグロの競りもここで行われると記事は説明。さらに営利を追求する商売人たちばかりの場内は「人を緊張させるほどの厳しい雰囲気だった」と感想を紹介している。商売人たちのセリや相対取引における真剣さから、手記を書いた中国人は「日本人の仕事に対する厳しさ」を感じ取ったようだ。

 その一方で築地市場は場外に「楽しさ」を残していると指摘。場外には350ほどの小売店が立ち並び、美食、特産品、干物、食器、青果、コーヒーなど様々な商品が販売されていると紹介し、場外のこうした店の存在は築地市場に豊かさと楽しさを付与していると論じている。

 場外ではスーパーマーケットではなかなか買うことのできない天然のワサビが簡単に手に入り、またある通りでは寿司、刺身、ラーメン、鰻飯、海鮮丼、すき焼き、天ぷら、玉子焼きなどの食事を楽しめたと説明。日本料理のいわばオールスター選手が勢ぞろいしているこの通りは、お腹を空かせて訪れるのが楽しむためのコツだと説明し、どの店も清潔だったことに驚いた様子だ。

 築地市場の場外の楽しさと、場内のまったく異なる厳しさは築地市場に東京の街の独特の活気、いわば東京らしさを生じさせていると記事は論じている。記事は日本の文化で魅力的なのは日本人の仕事に取り組む姿勢だと説明しているが、それは築地市場で見られたように日本人が持つ仕事に対する敬意、また厳しさを持って仕事に取り組む一方で、商売を楽しむ絶妙なバランス感覚が日本らしさを生み出す力になっていると感じたからだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)ITOU SHINGO/123RF.COM)