21日、韓国の朴槿恵大統領が、韓国や中国でヒット中の韓国ドラマ「太陽の末裔(まつえい)」に言及し文化コンテンツ産業の重要性を強調したが、韓国のネットユーザーからは冷ややかなコメントが多数寄せられている。写真は「太陽の末裔」の1シーン。

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2016年3月21日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が、韓国のみならず中国でもヒット中の韓国ドラマ「太陽の末裔(まつえい)」に言及し、文化コンテンツ産業の重要性を強調した。

朴大統領は同日開いた首席秘書官会議で、「太陽の末裔」が韓国の文化を世界に知らしめ韓国への関心を呼び起こしているとし、こうした優れた一つの文化コンテンツが、経済的・文化的価値を創出するとともに観光の活性化にも寄与し得ると述べた。特に、同作品が従来の韓国ドラマと異なり放送前に制作を終えた点や、事前の販売・マーケティングにより中韓両国で同時放送が実現したことなどを評価した。

同作品は、ソン・ジュンギとソン・ヘギョがそれぞれ扮(ふん)する陸軍特殊戦司令部大尉と女医のラブストーリーを描いたKBSのドラマで、韓国では視聴率30%に迫る久々のヒット作となっている。

これに、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せた。

「ドラマ見てるとは、暇だね。国はあなたのせいで非常事態だよ」
「朴大統領が唾を付けたとなると、このドラマも見るのやめなきゃな」
「急に見る気がうせた」
「青瓦台(大統領府)でお姫様ごっこしながら、こんなドラマ見てるのか…」

「ほとんどギリシャで撮影したドラマなのに、観光活性化だって?」
「『鬼郷』(韓国の慰安婦を描いた映画)はどうなの?」
「ドラマの中で、『おまえみたいなクズも国民だからこそ守ってやるのが国民としての任務だ』というソン・ジュンギの名せりふがあるけど、セウォル号の犠牲者や慰安婦のおばあさんたちは、どうなったんでしたっけ?」

「ドラマを見る女性の共通点は、現実感覚がないということ」
「たかがドラマ評をさせるために大統領にしたんじゃないよ!無駄話してないで今からでも目を覚ましてくれ」
「ドラマの輸出がうまく行ったところで、韓国の庶民経済には何の役にも立たない。もうかるのは芸能人と芸能事務所くらいだよ」(翻訳・編集/吉金)