by mozzercork

2015年6月にディック・コストロ氏がTwitterのCEOを退任し、新たにジャック・ドーシー氏がCEOに就任しました。Twitterの共同創業者であり、一度は失脚しつつも帰って来たドーシー氏はこれからいったいTwitterをどうしようと考えているのか、その一端が伺えるインタビューが実施されました。

The Future of Twitter: Q&A with Jack Dorsey

http://www.bloomberg.com/features/2016-jack-dorsey-twitter-interview/



ドーシー氏は、仮想現実や拡張現実についての話が盛り上がる昨今の状況と絡めて、Twitterは10年にわたって現実を拡張してきたと語りました。たとえば、Twitterを使っているとゲームやライブイベント、政治討論などを、より楽しむことができます。

具体例として挙げられたのはストリーミング中継アプリ「Periscope」。イギリスで、家の窓の外にある水たまりをただ見ているだけという配信が行われたのですが、当初は10人だった視聴者が100人、1000人、2万人と増えていき、最終的には65万人が同じ水たまりを見ていたと言う事例があったとのこと。ドーシー氏自身もこの配信を見ていましたが、そこで大事なのは「水たまりを見る」ということではなく、「沢山の人々が一緒に同じものを見ている」という体験だったとのこと。

サンフランシスコで地震に遭ったときも、まず携帯電話に地震の知らせがあってから揺れを感じたことで、ドーシー氏は「技術が地球の動きより早かった」と体感。誰かが隣に物理的にいなくても同じ出来事に向かい合うことができて、まるで世界が縮んだかのような力を得られるのがTwitterだと語りました。

こうした繋がりこそがTwitterの醍醐味であるとドーシー氏。世界中で起きていることについてのやりとりを繰り広げること、特に、ライブイベントについてすぐに情報を広められるのが、Twitterの1番の価値だと語りました。

今後は、さらに個人向けに、「ライブ」向けに最適化していく予定だとのこと。Twitterのユーザー数は2015年に伸びが大幅に鈍化、さらに減少に転じているという話なので、ドーシー氏がどのように立て直すのかに注目が集まります。