ミランとの役割の違いにも前向きな本田「逆に楽しい」

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 記録更新は意識していない。昨年11月17日のW杯アジア2次予選・カンボシア戦(2-0)でW杯予選新記録となる5試合連続ゴールをマークしたFW本田圭佑(ミラン)。さらなる記録更新の期待も懸かるが、「全然、意識していない。明後日、試合に出るかも分からない」とかわし、「もし出たらチームが勝つために、自分が点を取るチャンスがあるなら貪欲に狙いたい」と語った。

 バヒド・ハリルホジッチ監督は17日のメンバー発表会見で本田について「ミランでは右サイドハーフだが、A代表ではFWとしてもっと前でプレーしてほしい。A代表では中盤というよりFWとして使いたい」と言及。ミランでは4-4-2のサイドハーフとして守備の役割も大きいが、より攻撃に専念させたい狙いがある。

「求められている動きが違うのはハッキリ分かっている。自分が100%持っているエネルギーの出しどころ、出すエリアをしっかり整理しないといけない。パスをもらう位置、パスを出す位置も細かく変わってくる。そこは今日と明日で整理したい」

 役割の整理、頭の切り替えは必須だが、本田自身、その“作業”を楽しんでいるようでもあった。「(役割が違うほうが)一緒より逆に楽しい。自分自身の挑戦でもあるし、新しい発見があるかもしれない。求められているものが違って、さらにその期待が懸かっているのなら、それは自分にとって充実する要求だと思うし、ポジティブに捉えている」と前向きだ。

 長身のFWハーフナー・マイクがハリルジャパンに初招集されたことについては「試合状況に応じてはマイクが必要になる。彼の良さはこのチームにないスキル。その能力は状況に応じて生かさないといけない」と話す。24日のアフガニンスタン戦も29日のシリア戦も引いた相手とのゲームになる可能性が高く、ハリルホジッチ監督は「国内の試合で我々が支配したゲームのときに興味深い選手」と、そうした展開でのハーフナーの有効性を口にしている。

「引いた相手に点が取れないのは代表に限ったことではない」。本田はそう前置きしたうえで「相手がフレッシュなときにチャンスがつくれるかどうかが、前回の試合の課題だった。臨機応変さを持って、監督の考えていることと現場が感じることを調整して、相手に脅威を与えられれば」とイメージを膨らませていた。

(取材・文 西山紘平)


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