「配当利回り」よりも「連続増配」の銘柄に注目! 増配し続ける銘柄を保有していただけで わずか7年の配当金で投資資金を回収できた銘柄も!

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日本株の儲け方には、様々な手法がある。銘柄選びでも、値上がり益狙いもあれば配当狙いもある。買いタイミングについても、割安度で見る人もいれば、理論株価を参考にする人もいる。もちろん株価チャートを使う人もいる。今回は、3月19日発売のダイヤモンド・ザイ5月号の大特集「過去15年で大検証!日本株の正しい儲け方25」の中から、たった7年間の配当だけで投資額を全額回収できた銘柄とこうした配当での短期回収が可能な株の特徴を紹介しよう。

武田薬品など人気高配当株の配当は増えない中、
増配を続ける株こそが短期回収の候補となる

 2001年以降の15年間、株を持ち続けただけで、配当のみで投資額をすべて回収できた株は本当にあるのか。

 まずは、高配当株として人気が高い武田薬品工業(4502)の配当総額を検証してみると、2001年当時の投資額のわずか39%。つまり、15年間の平均利回りは、たったの2.6%にしかならない結果となった。武田薬品の過去15年間の配当の推移を見てみると、減配はしていないが、2009年3月期以降は、まったく増配していないことがわかる。また、2012年3月期以降は業績の低迷が続いており、今期も前期と同額の配当を出すには、利益だけでは足りない状態だ。こうした理由による高配当株のため、いったんは大きく上昇した株価も、今や15年前と同じ水準まで下落してしまっている。

 同様に高配当株として人気が高い日産自動車(7201)やキヤノン(7751)、NTTドコモ(9437)も、15年間の配当による投資額の回収率は30〜50%だ。

 この理由をクォンツ・リサーチの西村公佑さんは次のように解説する。

「高配当株は成熟企業が多いため、利益は安定しているものの、利益が伸び悩んでいる企業がほとんど。長期で見ると成熟企業への投資額に対する利回りは低いことが多い」

増配が続いている株は配当のメリットに加え
株価上昇による大きなメリットも享受できる!

 では、投資額を全額回収できた株はどんな銘柄なのか。その一つが、学習塾を経営する明光ネットワークジャパン(4668)だ。業績の拡大により、増配が続いたことで、保有から7年目には投資額を全額回収、15年間の配当総額は投資額のなんと4.8倍にもなっているのだ。

 さらにこれだけではない。その一方で株価は15年間で19倍まで上昇し、配当総額と値上がり益で利益は24倍にもなったのだ。ちなみに過去15年間の配当性向は安定して30〜40%を続けていた。利益の伸びと利益の一定割合を配当に回すという両輪が揃うことで、15年間で投資額を大幅に上回る配当総額を受け取り、値上がり益(含み益)も大化けしたわけだ。

「受け取る配当額を増やすには、安定した収益源があるという点もポイントですが、増配が続いているかどうかの確認も必要です」(岡三証券小川佳紀さん)

 長期間に渡って連続増配を続けている企業の特徴としては、株主還元に対して、積極的ということに加えて、ビジネスモデルや製品、サービスに特徴があり、利益の伸びも順調ということがあげられる。そして、財務内容もバツグンで、自己資本比率が高く、有利子負債が少ないのも特徴だ。

「連続で増配を続けている企業は、その間もしっかり業績を伸ばしていることが多い。多くの企業が利益を出しにくい不況下などでも、連続増配企業は、利益をしっかり稼ぎながら、株主還元を続けてきたことで、株価も大きく上昇したのでしょう」(小川さん)

 配当狙いと言っても、今の利回りが高いものを狙うのもいいが、こうした配当だけで投資額が早期に回収できて、株価も上昇する株を狙うのが日本株の正しい儲け方なのだ。

 ところで、3月19日(土)発売のダイヤモンド・ザイ5月号には、今回紹介した明光ネットワークジャパンと同様の増配&投資額の早期回収が狙える銘柄が載っている。また、今回紹介した配当狙いの他にも、15年間株価の上昇が継続中の株についての共通点を具体的な銘柄とともに公開。意外にもだれもがよく知っている銘柄ばかりが名を連ねている。このほかにも日本株の正しい儲け方が満載、さらに誰もが気になる人気株500の売り・買い診断、上場全3601銘柄の最新理論株価、今だけ5.4%の超高配当株15、ゆうちょ銀&メガバンクなどの銀行株67の配当狙い○×判定など、株の情報が満載となっている。ダイヤモンド・ザイ5月号もぜひ読んでみてほしい(楽天ブックス、アマゾンでは送料無料で発売中)。