グーグル、軍事用ロボット企業「ボストン・ダイナミクス」を売却へ

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グーグルの親会社アルファベットが、傘下のロボット企業のBoston Dynamicsを売却すると報道されている。

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ブルームバーグは、グーグルの親会社アルファベットが傘下のロボット企業Boston Dynamicsを売却すると伝えている

2013年にグーグルが買収した(日本語版記事)Boston Dynamicsは、ヒト型ロボット「Atlas」(日本語版記事)や犬型ロボット(日本語版記事)で知られている。同社のロボットはもともと、米国防総省向けに開発されてきた。

ブルームバーグは、アルファベット幹部らが、Boston Dynamicsは利益を生み出しそうにないと判断し、そのため売却することに決めたと報じている。

ブルームバーグはまた、Boston Dynamicsが採算の合う製品をつくり出すことに「失敗」したことによる、両社間の「緊張」を伝えている。オンラインに漏れ伝わった2015年11月の会議で、アルファベットのラリー・ペイジCEOのアドヴァイザーを務めているジョナサン・ローゼンバーグは、「開発に10年かかるものにリソースの30パーセント以上を使うことはできない」と語ったという。

ローゼンバーグ氏は、「一定の時間枠で、費用を賄う収益を生み出していく必要があり、その期間は数年である必要がある」と述べたとされている。

※グーグルは2013年から、「Android OS」の責任者だったアンディ・ルービンの下でロボット技術企業8社を買収。Boston Dynamicsはそのひとつだった。この買収に際しては、グーグルの非公式な社是である「邪悪になるな」と、軍事用ロボット企業を買収することは矛盾するという指摘もあった。なお、ルービン氏は2014年10月にグーグルを退社。現在はスタートアップ・インキュベーター「Playground Global」を率いている(日本語版記事)。