“対戦成績”で見る開幕戦 昨年と同じ顔合わせの「西武−オリックス」
プロ野球2016年シーズンの開幕まで、ついに1週間を切った。「143試合のうちの、たかが1試合」にあらず。開幕戦は、新シーズンを占う重要な一戦になる。
西武プリンスドームで行われる西武対オリックス戦は、昨年の開幕カードと同じ顔合わせだ。昨季は西武が3連勝、一方のオリックスは開幕前に優勝候補と呼ばれながら3連敗を喫したことが最後まで響き、結局5位に終わった。
西武とオリックスの対戦。果たして2016年の初陣を飾るのはどちらになるのか。両チームの対戦成績を振り返りながら見ていきたい。
◆ 西武プリンスを苦手にするオリックス
西武とオリックス、両者の直近3年間における直接対決の戦績は以下のようになる。
2015年：西武 15 - 10 オリックス
2014年：西武 10（1） 13 オリックス
2013年：西武 13（1） 10 オリックス
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合計：西武 38 （1） 33 オリックス
西武は2014年に10勝13敗1分けで負け越しているものの、13年と15年は勝ち越し。そのため、直近3年間では5つ勝ち越している。
対するオリックスは、昨季西武プリンスドームでの開幕戦で3タテを食らうなど、敵地では13試合中、わずか2勝しかできずかなり苦手にする。特にセットアッパーの佐藤達也は、昨季西武プリンスドームで5試合に登板しているが、防御率11.57と精彩を欠いた。
また、先発が予想される両投手の対戦成績を見てみると以下のようになる。
▼ 菊池雄星 vs.オリックス
2015年：4試 2勝1敗 防2.55
・T - 岡田 .300（10-3）
・糸井 嘉男 .231（13-3）1本塁打
・小谷野栄一 .167（6-1）
・中島 宏之 .143（7-1）
・西野 真弘 .000（5-0）
▼ 金子千尋 vs.西武
2015年：2試 1勝1敗 防2.77
・栗山 巧 .500（6-3）
・中村剛也 .400（5-2）1本塁打
・秋山翔吾 .333（6-2）
・メ ヒ ア .200（5-1）
・浅村栄斗 .167（6-1）
菊池は昨季オリックス戦に4試合に登板して、2勝1敗、防御率は2.55の成績だった。T-岡田に打率.300（10打数3安打）と打たれたが、糸井嘉男、小谷野栄一、中島宏之といった主力打者をきっちりと打ち取っている。昨季対戦のなかったブランコ、新助っ人のボグセビックとモレルを封じることができれば、勝利も見えてくる。
一方の金子は昨季、故障明けということもあり、本調子ではなかった。その中でも、西武戦は2試合に登板して、防御率2.77の成績を残している。今季はオープン戦から順調に調整が進んでおり、昨季よりも期待がもてそうだ。
注目のパ・リーグ開幕戦・西武-オリックスは西武プリンスドームにて、3月25日（金）の18時00分にプレイボールとなる。
