ジョークで気分一新?ハリル「岡崎は笑顔だがハノーファー組は少し暗い」

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 日本代表は21日、埼玉県内に集合し、24日のW杯アジア2次予選・アフガニスタン戦(埼玉)、29日の同シリア戦(埼玉)に向けて合宿を開始した。

 前日20日に所属チームでリーグ戦のあったFW本田圭佑(ミラン)、MF香川真司(ドルトムント)、GK川島永嗣(ダンディー・U)、FWハーフナー・マイク(ADOデンハーグ)を除く20人が初日の練習に参加。同じく20日に試合のあったDF吉田麻也(サウサンプトン)はこの日帰国すると、空港から練習場に直行し、ひと足遅れてトレーニングに加わった。

 全体練習開始前のボール回しを終えると、駆け足で吉田がグラウンドに姿を見せた。ピッチの中央で円陣を組み、バヒド・ハリルホジッチ監督が約10分間の熱弁を振るう。途中、選手からは笑い声が起こる場面も。ブンデスリーガで最下位に低迷するハノーファーについて指揮官が言及したときだった。

「(酒井)高徳はまた試合に出るようになって、こうやって笑顔で来てくれた。岡崎はずっと笑っている。ただ、ハノーファー(の選手)は少し暗いね」

 DF酒井高徳はハンブルガーSVで定位置をつかみ、FW岡崎慎司の所属するレスター・シティはプレミアリーグで首位を走っている。その一方で降格危機に直面しているチームもある。MF山口蛍、MF清武弘嗣、DF酒井宏樹の所属するハノーファーはブンデスリーガで4連敗中。残り7試合で残留圏まで勝ち点10差の最下位に沈んでいる。

 今冬にC大阪からハノーファーに移籍した山口は欧州組になって初めての代表合流。「眠たいです」という不慣れな強行軍もあり、所属チームの話になると、「チームの状況もあって、自分のやりたいプレーがそこまでできていない。監督が求めていることにチームとしてトライしているほうが大きい」と答える表情は決して明るくはなかった。

 ハリルホジッチ監督とすれば、あえて全員の前で話題に出し、笑いに変えることで選手の気持ちを切り替えさせる狙いもあったのかもしれない。「自分も(VVV)フェンロで残留争いを経験しているので気持ちは分かる」と話すDF吉田麻也(サウサンプトン)は「選手それぞれ状況があるけど、代表は代表。勝っている人も、勝ってない人も、代表では自分の力を出し切らないといけない」と、自分の経験も踏まえて話していた。

(取材・文 西山紘平)
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