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TRDことトヨタ・レーシング・ディベロップメントは、レーシングカーの開発やトヨタ車用カスタマイズパーツの製造などを担う、トヨタテクノクラフトの一部門だ。横浜本社には「TRDステーション」という施設が設けられ、トヨタ歴代のレーシングカーを保存しているほか、そのレストアやコンプリートカーの生産なども行われている。

通常は公開されていない同施設だが、毎年3月、隣接する商業施設「トレッサ横浜」の周年イベントの一環として見学会が開催されている。今回は3月5日に行われた見学会の模様と、展示車両の一部をご紹介しよう。

○トヨタ最後のグループCカー「TS010」

1980年代から1990年代初頭にかけて、ル・マン24時間レースをはじめ、世界耐久選手権(WEC)やスポーツカー世界選手権(SWC)を戦ったグループCカー。この「TS010」は、1991年に投入され、翌1992年にはSWC開幕戦モンツァで優勝、ル・マン24時間レースで総合2位に入賞するという活躍を見せた。見学会では、SWCモンツァ仕様と、ル・マン24時間レース仕様の2台が展示された。

○WRCで栄光に輝いた歴代「セリカ」が勢ぞろい

2017年に「ヤリス(ヴィッツ)」での世界ラリー選手権(WRC)復帰がアナウンスされているトヨタ。かつて「セリカ」で参戦し、年間タイトルを獲得するなど数々の栄光を勝ち取った。見学会では「セリカツインカムターボ(TA64)」(1983年〜)、「セリカGT-FOUR(ST165)」(1988年〜)、「セリカGT-FOUR(ST185)」(1992年〜)、「セリカGT-FOUR(ST205)」(1994年〜)といった歴代の参戦マシンを同時に見ることができた。

○エンジン始動イベントやF1コクピット体験も

見学会では車両展示の他にも、F1マシンのコクピットに乗り込む体験や、「エンジンサウンドセッション」と題したレーシングカーのエンジン始動イベントが企画され、大勢のギャラリーを集めていた。「エンジンサウンドセッション」で実演が行われたのは、レクサス「LFA」と「TS010」、そして1968〜1970年に注目を集めたプロトタイプスポーツカー「トヨタ7(NAエンジン搭載車)」の3台だ。

この一般見学会だが、毎年少しずつ内容を変えて行われている。たとえば、以前には「FJクルーザー」で特設の急勾配やバンクを体験する「オフロード同乗試乗会」が開催されたり、「2000GT」オーナーズクラブによる複数台の実車展示が行われたりした。来年はどんなマシンが展示されるのか、どんな体験ができるのか。イベントの予定は「トレッサ横浜」ホームページやTRDのFacebookページなどで告知される。

(櫛田理子)